2006年06月01日
実験:スピンキャスト
ちょっと前に スピンキャストがある実験のせいでドラグがぎちぎちに締まっていたことをチラッと書いた。
今日はその内容について、レポートしたいと思います。
あほな実験なのは間違いないよ!(笑)
使用したスピンキャストは、アブマチック475
この赤と ハンドルドラグにバイトした
現行機種はこっち
アブガルシア(AbuGarcia) アブマチック176
ドラグの位置と機構が違う。
他にもボディーが金属になっていたり 475の不満の一部が解消されている。
わざわざ 旧い475を購入したのは、「このカッチョええハンドルドラグは475が最後だ!」と思ったからに他ならない。
そして一部で言われている、糸よれの問題。
そう、アブマチックは糸よれしない・・・それはハンドルドラグが機能しても、糸がよれないように出ていくからだ!というのを信じていたから。
でも、このドラグが鬼門でした・・・。
要するに、ラインの負荷を、
475は、カップで受けて→シャフトを伝達し→ギヤを介して→ハンドルドラグで受ける。
176は、カップ直下のスプールで直にドラグに伝えている。
巻きが重い この手のリールで、イチイチその駆動系を介してドラグを効かせていたのが 475なわけ。
魚が走ったとき 突っ込んだときに、ドラグが出て行かないのに、巻く力が非常に弱い。
ハンドルドラグと直に触れているのは自分自身で、魚からは駆動系を介してドラグに繋がっているから、自分自身に対して これでもか!?というくらいドラグが反応する(笑)
気持ち的には、魚の方にこれでもか!?とドラグを反応させたい・・(苦笑)
強烈に走られて、もしボタンを押してクラッチを切ったら・・・ テンションが一気になくなってバラしは確実でしょう。
実験としては、魚が走ったとき、突っ込んだときにどのくらいドラグに力が伝わるかを検証するため、アンチリバース・ワンウェイローラーを外す!という方法で試みました。
だからハンドルドラグは目一杯絞めています。
つまりは、手に伝わる逆転力を見ようと!
いわゆるダイレクトリールとか スピニングの逆転ストッパーを廻した状態ね。
まずは、ハンドル部分を外します。
キャップは10円玉で、ネジはマイナスドライバで
ハンドルとネジの間の青い部分のあるナットみたいなのが、アンチリバース・ワンウェイローラーです。
構造的には軸受けだが、アブマチックでは軸受け的な力の掛かり方はしない。
で、このアンチリバース・ワンウェイローラーをハンドル側から外して、無くさないようにもう片方にしまっておく(笑)
写真では青い部分をこっちに向けたが、分かりやすくしただけであり、青い部分は向こうに向けないとキャップが良く閉まらない。
実釣で使用した竿は、カリスマスティック KC-60TW。
ガングリップも試したが、結局リールが大きすぎてパーミングできず、重心の高さは竿の持ち方を変えることで問題無くなった。
普通にベイトで使っている竿で差し支えない。
出来るだけリールの近くを持つと重さを感じにくい
キャスト時は左手はそのままで右手でボタンを押しながら両手投げ
剣道の様に真上から振ると良いが、ベイトのタイミングだと天ぷらなので、竿先でチョイっと投げる感じが一番良かった。
糸巻き量はこれくらい
少ないと飛びが悪くなる。
2.4gのスプーンが
メチャクチャ良く飛びます!
魚を掛けたとき、ハンドルがはじかれるかと心配したが、普段通りに全く問題はなかった。
それほどアンチリバースに頼っているわけではないことを実感。
アンチリバースが効くのは巻けないとき、魚が突っ込むまでは あまり効果を感じることはなかった。
アワセたり巻いたりしているときには、アンチリバース有りと全く変わらない。
魚が走ったとき、ようやく手に逆転の重さを感じた。
ところが、
・・・魚が小さいためか?それとも 駆動系の抵抗が大きいためか?
あまり逆転力を感じない。
試しに 手をハンドルから離してみる・・・ ゴロゴロゴロと巻いているときと同じ重さで糸が出ていく。
駆動系のフリクションはバカに出来ません・・・。
ハンドルの中心部(ドラグ部分)に手を添えてみて、指ドラグを試す・・・。
魚が大きければもっと分かりやすいが・・・
実に扱いやすく、これならドラグの問題はほとんど解消する結果になった。
現行機種の x76でもアンチリバースの構造は同じだし、ドラグに不満があれば試す価値はある。
ドラグが働いたときに糸よれが心配な上級者も 是非試して欲しい。
で、ランディング時に
あれれ?? となった!
左手は竿を持ってる・・・
右手はハンドルから離せない・・・
一体どうやってとりこむのだ??(泣)
・・・答えは簡単だった。
フライのようにリール付近でラインを押さえればいい。
左手を竿のバット部分にラインごと掴み直して、無事ランディング!(笑)
アンチリバースが一番効いているのは、
ランディング時であると学習しましたっ!
ベイトで飛ばせない 軽量ルアーも、竿はそのままでスピンキャストが最も少ない投資で解決できます。一番釣り味に関係するのは竿ですから あまり変えたくはないでしょう?
スピニングタックルをそろえる方は、それで良いですが、初心者への貸し出しなんてのには、スピンキャスト一台あれば竿もそのままで良いし、トラブルも断然少ない。
スピニングと違って糸よれもないし、ドラグがハンドルドラグじゃなくても糸よれは気にするほどには起こりません。
アブマチック176 初心者には貸し出し用、それでもスプールドラグの糸よれが気になるとか、大物狙いの上級者にはアンチリバース外しで結構使えます。
今日はその内容について、レポートしたいと思います。
あほな実験なのは間違いないよ!(笑)
使用したスピンキャストは、アブマチック475
この赤と ハンドルドラグにバイトした
現行機種はこっち
アブガルシア(AbuGarcia) アブマチック176
ドラグの位置と機構が違う。
他にもボディーが金属になっていたり 475の不満の一部が解消されている。
わざわざ 旧い475を購入したのは、「このカッチョええハンドルドラグは475が最後だ!」と思ったからに他ならない。
そして一部で言われている、糸よれの問題。
そう、アブマチックは糸よれしない・・・それはハンドルドラグが機能しても、糸がよれないように出ていくからだ!というのを信じていたから。
でも、このドラグが鬼門でした・・・。
要するに、ラインの負荷を、
475は、カップで受けて→シャフトを伝達し→ギヤを介して→ハンドルドラグで受ける。
176は、カップ直下のスプールで直にドラグに伝えている。
巻きが重い この手のリールで、イチイチその駆動系を介してドラグを効かせていたのが 475なわけ。
魚が走ったとき 突っ込んだときに、ドラグが出て行かないのに、巻く力が非常に弱い。
ハンドルドラグと直に触れているのは自分自身で、魚からは駆動系を介してドラグに繋がっているから、自分自身に対して これでもか!?というくらいドラグが反応する(笑)
気持ち的には、魚の方にこれでもか!?とドラグを反応させたい・・(苦笑)
強烈に走られて、もしボタンを押してクラッチを切ったら・・・ テンションが一気になくなってバラしは確実でしょう。
実験としては、魚が走ったとき、突っ込んだときにどのくらいドラグに力が伝わるかを検証するため、アンチリバース・ワンウェイローラーを外す!という方法で試みました。
だからハンドルドラグは目一杯絞めています。
つまりは、手に伝わる逆転力を見ようと!
いわゆるダイレクトリールとか スピニングの逆転ストッパーを廻した状態ね。
まずは、ハンドル部分を外します。
キャップは10円玉で、ネジはマイナスドライバで
ハンドルとネジの間の青い部分のあるナットみたいなのが、アンチリバース・ワンウェイローラーです。
構造的には軸受けだが、アブマチックでは軸受け的な力の掛かり方はしない。
で、このアンチリバース・ワンウェイローラーをハンドル側から外して、無くさないようにもう片方にしまっておく(笑)
写真では青い部分をこっちに向けたが、分かりやすくしただけであり、青い部分は向こうに向けないとキャップが良く閉まらない。
実釣で使用した竿は、カリスマスティック KC-60TW。
ガングリップも試したが、結局リールが大きすぎてパーミングできず、重心の高さは竿の持ち方を変えることで問題無くなった。
普通にベイトで使っている竿で差し支えない。
出来るだけリールの近くを持つと重さを感じにくい
キャスト時は左手はそのままで右手でボタンを押しながら両手投げ
剣道の様に真上から振ると良いが、ベイトのタイミングだと天ぷらなので、竿先でチョイっと投げる感じが一番良かった。
糸巻き量はこれくらい
少ないと飛びが悪くなる。
2.4gのスプーンが
メチャクチャ良く飛びます!
魚を掛けたとき、ハンドルがはじかれるかと心配したが、普段通りに全く問題はなかった。
それほどアンチリバースに頼っているわけではないことを実感。
アンチリバースが効くのは巻けないとき、魚が突っ込むまでは あまり効果を感じることはなかった。
アワセたり巻いたりしているときには、アンチリバース有りと全く変わらない。
魚が走ったとき、ようやく手に逆転の重さを感じた。
ところが、
・・・魚が小さいためか?それとも 駆動系の抵抗が大きいためか?
あまり逆転力を感じない。
試しに 手をハンドルから離してみる・・・ ゴロゴロゴロと巻いているときと同じ重さで糸が出ていく。
駆動系のフリクションはバカに出来ません・・・。
ハンドルの中心部(ドラグ部分)に手を添えてみて、指ドラグを試す・・・。
魚が大きければもっと分かりやすいが・・・
実に扱いやすく、これならドラグの問題はほとんど解消する結果になった。
現行機種の x76でもアンチリバースの構造は同じだし、ドラグに不満があれば試す価値はある。
ドラグが働いたときに糸よれが心配な上級者も 是非試して欲しい。
で、ランディング時に
あれれ?? となった!
左手は竿を持ってる・・・
右手はハンドルから離せない・・・
一体どうやってとりこむのだ??(泣)
・・・答えは簡単だった。
フライのようにリール付近でラインを押さえればいい。
左手を竿のバット部分にラインごと掴み直して、無事ランディング!(笑)
アンチリバースが一番効いているのは、
ランディング時であると学習しましたっ!
ベイトで飛ばせない 軽量ルアーも、竿はそのままでスピンキャストが最も少ない投資で解決できます。一番釣り味に関係するのは竿ですから あまり変えたくはないでしょう?
スピニングタックルをそろえる方は、それで良いですが、初心者への貸し出しなんてのには、スピンキャスト一台あれば竿もそのままで良いし、トラブルも断然少ない。
スピニングと違って糸よれもないし、ドラグがハンドルドラグじゃなくても糸よれは気にするほどには起こりません。
アブマチック176 初心者には貸し出し用、それでもスプールドラグの糸よれが気になるとか、大物狙いの上級者にはアンチリバース外しで結構使えます。
Posted by 三ツ木左右衛門【mickey_symon】 at 19:04│Comments(2)
│タックル
この記事へのコメント
おお、力作ページですね。
何を隠そう、今から30年ほど前に私はオリムピック釣り具のスピンキャストを使っていたのでした!
360gほどもあり、当時はそれしかかなったガングリタイプのロッドでパーミングできず、手首激疲れましたです。
何を隠そう、今から30年ほど前に私はオリムピック釣り具のスピンキャストを使っていたのでした!
360gほどもあり、当時はそれしかかなったガングリタイプのロッドでパーミングできず、手首激疲れましたです。
Posted by 管理釣り場のメドウ at 2006年06月01日 20:54
メドウさん、こんばんわ
スピンキャスト 重いですよぉ~。これでも330gあります(笑)
思えばワタクシもスピンキャスト(ノーブランド980円)でルアー入門しましたが、こんなに重かったか?と、思い出そうとしても無理でした(笑)
当時使っていたモノもハンドルドラグでしたが、目一杯効かせていても魚が小さかったせいか全く問題はありませんでした。
今になってスピンキャストを色々いじくろうとは 思ってもなかった事ですが、軽いルアーには取りあえずスピンキャストで対応してます。
スピンキャスト 重いですよぉ~。これでも330gあります(笑)
思えばワタクシもスピンキャスト(ノーブランド980円)でルアー入門しましたが、こんなに重かったか?と、思い出そうとしても無理でした(笑)
当時使っていたモノもハンドルドラグでしたが、目一杯効かせていても魚が小さかったせいか全く問題はありませんでした。
今になってスピンキャストを色々いじくろうとは 思ってもなかった事ですが、軽いルアーには取りあえずスピンキャストで対応してます。
Posted by 三ツ木左右衛門 at 2006年06月01日 21:16
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