あの日・・大殺界云々のトラバまで頂いた鬼の竿
4月10日夕刻・・【16:52】に、鬼の竿は手の中で力を失った。
ショックはあったが、不思議と「このままでは終わらない・・」という気持ちの方が強かった。

鬼の竿(ELESE)を復活させたい・・

正確には・・トラウト向けにパワーダウンしてリメイクしたい！
同じには出来ないだろうが、手の感触が近ければそれでいいのだ。

F0-60X → F(-2)-63X計画は、密かに密かに・・進行した。

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特徴的なTBSリールシート
ELESEの特徴的なグリップはありものを逆に取り付けることで、まだまだながらも「似た感触」を得ることが出来たが、・・・問題はリールシート内の構造。



TBSリールシートは、内径15mm・・これしか規格がない。
だからカーボン・スペーサーを入れてその径を合わせて行くのだが・・。

このカーボン・スペーサー、安い代わりに作りがいい加減(笑)で、ダンボールに一杯入ったそのパーツは・・見た目に穴がズレていたり(笑)、はめてみると同じ径でも固かったりユルユルだったり・・・品質はいい加減。

内径だけでなく外径も合うのを探すのはチョットした手間だった。
ぶった切ったり入れ込むための角落としを経て、ようやく納得のいく形でハマッた！

ELESEのフロントグリップを外してねじ込むと・・・



鬼の竿の外観は・・色違いでのリメイクが可能なようだ！(笑)


F(-2)-63X　エフ・マイナス2　63エックス
竿に必要なのはブランクだ。
そりゃー折れたのがブランクなんだから当たり前か？(笑)



20年ぶりのファーストテーパーは、3/16ozまでの柔い竿。
3インチ(7.5cm)長くなるが、使ってみて気に入らなければ詰めればいい。



8:2～7:3の間くらいのファーストテーパーは、ELESEよりも明らかにパワーダウンしている。


PEラインを整流する超小型LDBガイド
以前から興味のあったLDBガイドは、トップから6番まで入れた。
径が小さくPEラインの整流効果と、軽さによるキャスト時の収まりの良さに期待している。



背の低いガイドと柔らかい竿の相性は・・・実は良くない(笑)

テストした感じは・・竿が曲がると「ラインがブランクに深く干渉している」せいで、竿を左右に向けるたび「ガコン」と竿がブレてしまう。

苦肉の策は・・・、

　　穂先の上にあるガイドを下にすること



スパイラル・ガイド・セッティングには今まで否定的だったが、柔らかい竿では背に腹状態なワケ。
ガイドとブランクの干渉を防ぐにはコレしかない・・。
手前3個のスパイラルしたガイドは、鬼の竿から頂戴した。
なるべく接着剤を使わず、組み直しながらのセッティングだ。


同行者とのテスト
ベイト難民村の新メンバー「おいちゃん」とのテスト釣行は、いくつかの発見もあった。



左手首の痛みはまだ治らないから、バランサー無しの先オモリする竿は後半少々堪えた。
10年ぶりにベイトを使うおいちゃんにもPOP-R P50が余裕で投げられる素性の良さと、問題ないフッキングパワー、乗せてためられるだけのストロークも持ち合わせている・・・、合格点だ！

自身の好みはレギュラーテーパーだけど、バランサーウェイトを搭載すれば先調子の竿は細かい芸も効くから少し期間をおこう。

復活を誓った鬼の竿は・・・

　　トラウト用にリメイクされて生き返った

後は手が治るのを待つだけか？？(笑)