2009年05月24日
月夜のなまず【異なる星系へ】
なまずといえば・・・
なまずに関する印象といえば、
昔、バスでルアーに入門した人は「外道その2」くらいに位置する魚で、中には本気で狙って釣っている人もいたけれど、釣れてからの扱いで難儀することも多く、あまり積極的に狙う魚種では無かった。
雷魚と同じく口の中に手を入れるのが躊躇われるのと、ぬめぬめしててつかめないから「ペンチなし」「かえしあり」だととても厄介なのだ。
王禅寺でアメリカンキャットフィッシュの生き残りを狙ったこともある。
昨年ばるたんさんのエスコートで多摩川で釣らせてもらったなまずも、
「ペンチあり」「かえしなし」
だからこそ楽しくキャッチできたように思う。
バスの外道でかかった時の「上げてからどうしよう?」ってのは「なし」で楽しませてもらいました。
今更のジッターバグ
バスでも管理釣り場のトラウトでも「ため池」的な止水での釣りに慣れきっているせいもあるが、川でルアーを投げることは意外に難しい。
ペンシルベイトやポッパーは止水なら苦もないが、川の流れの中では思ったようなラインをトレースできない。
ジッターバグ?
それを今更投げるべきか??
手持ちにジッターバグを持たなかったのは、トップウォーター・プラグに片足突っ込んだときに感じた「ルアーとしてはつまらない」という止水での評価からだった。
ジッターバグやクレイジークローラーは直線的にしか引くことは出来ず、操作する楽しみは止水では薄い。
なまずならジッターバグ・・・、そういう下馬評も天の邪鬼には思いっきり反作用。
いきなりジッターバグを投げるのには抵抗があった。
かたくなにジッターバグを拒み、シングルスィッシャーからスタートして、ペンシル、ポッパー、ジョイントラパラを投げた。
結果として分かったことは、
流れの中でスローからファーストまでバランスを維持できたのは、
ジッターバグだけだった事実!


葉巻型のいかにも古くさい容姿。
FREAD ARBOGASTと刻印された金属リップも、サーフェスリグも初めて目にしたときから全く変化していない。
高浮力(大容積)の葉巻型ボディーは多少の改造にはバランスを崩すことはないし、
カーブを描いた金属リップも多少石にぶつけたって少し変形するくらいで性能が変わることはない。
サーフェスリグはヒートンよりも強靱で、少々の乱暴だってものともしない。
時代は流れ何故かDaiwaのカタログに載っている不思議ルアー。
大昔にDaiwaのカタログに載っていた葉巻型金属リップは「ホッテントット」だったが、時代の流れに押されたか?不似合いなプラスチックリップを付けられ店頭に並んでいた。

流れのあるところのピンポイント
喰うのはストラクチャーのキワなんだけど、そこに直接投げ入れるのが全てではない。
そう気がついてからは川の流れを使ってピンポイントにルアーを通すやりかたに変えた。
明らかに止水域とは異なる川の流儀
流れの強い所は左右どちらかに流れの弱いところがあり、後ろには深く流れのゆるむ箇所がある。
川底のどこかにひそんでエサになるモノを待ち受けているフィッシュイーターは、流れのゆるむピンポイントに狙いを定めてじーっと身じろぎひとつしないで待ちかまえているとイメージして撃った。
遠くから走り込んでくる魚じゃない。
流速によるアクション云々よりも対地速度を意識した。
なまず=バイトが下手と言われるが、距離感さえ合わせられればヒット率はもっとあがるのかもしれない。
夜の川面の変化だけを見て魚との距離感というのは難しいことかもしれないが、以前出てきた場所を覚えておいて、そこにピンポイントな狙いをするのはアリかもしれない。
エスコート+ヒントをありがとう!
この釣りをセッティングしてくれたばるたんさんには、何とお礼を言って良いのかわからない。
自分だけではこういう場所に行くことすら無かっただろう。
多分、隣の道路を通り過ぎるだけだ。
そして浅い川の撃ち方もヒントを沢山頂いた。
苦労して開拓した場所に惜しげもなくエスコートしてくれる人柄の良さには半分あきれるほどだ(笑)。
上手く言えないが、楽しみを共有することに長けているんだなあ~
と感じる。
「感じ悪い記事をはやく書きたいなあ~」
ばるたんさんの言葉を聞いて、それはそれで本音かもしれないけれど、言葉とはちょっと裏腹な「共有することを楽しむ釣り」が基本にあるんだな~と夜の川べりでそう思ったのだ。
ばるたんさん、異なる星系へのご招待ありがとうございました!
また楽しみに行きます!
今度は明るい内にパンを買って!わはは!!
なまずに関する印象といえば、
昔、バスでルアーに入門した人は「外道その2」くらいに位置する魚で、中には本気で狙って釣っている人もいたけれど、釣れてからの扱いで難儀することも多く、あまり積極的に狙う魚種では無かった。
雷魚と同じく口の中に手を入れるのが躊躇われるのと、ぬめぬめしててつかめないから「ペンチなし」「かえしあり」だととても厄介なのだ。
王禅寺でアメリカンキャットフィッシュの生き残りを狙ったこともある。
昨年ばるたんさんのエスコートで多摩川で釣らせてもらったなまずも、
「ペンチあり」「かえしなし」
だからこそ楽しくキャッチできたように思う。
バスの外道でかかった時の「上げてからどうしよう?」ってのは「なし」で楽しませてもらいました。
今更のジッターバグ
バスでも管理釣り場のトラウトでも「ため池」的な止水での釣りに慣れきっているせいもあるが、川でルアーを投げることは意外に難しい。
ペンシルベイトやポッパーは止水なら苦もないが、川の流れの中では思ったようなラインをトレースできない。
ジッターバグ?
それを今更投げるべきか??
手持ちにジッターバグを持たなかったのは、トップウォーター・プラグに片足突っ込んだときに感じた「ルアーとしてはつまらない」という止水での評価からだった。
ジッターバグやクレイジークローラーは直線的にしか引くことは出来ず、操作する楽しみは止水では薄い。
なまずならジッターバグ・・・、そういう下馬評も天の邪鬼には思いっきり反作用。
いきなりジッターバグを投げるのには抵抗があった。
かたくなにジッターバグを拒み、シングルスィッシャーからスタートして、ペンシル、ポッパー、ジョイントラパラを投げた。
結果として分かったことは、
流れの中でスローからファーストまでバランスを維持できたのは、
ジッターバグだけだった事実!


葉巻型のいかにも古くさい容姿。
FREAD ARBOGASTと刻印された金属リップも、サーフェスリグも初めて目にしたときから全く変化していない。
高浮力(大容積)の葉巻型ボディーは多少の改造にはバランスを崩すことはないし、
カーブを描いた金属リップも多少石にぶつけたって少し変形するくらいで性能が変わることはない。
サーフェスリグはヒートンよりも強靱で、少々の乱暴だってものともしない。
時代は流れ何故かDaiwaのカタログに載っている不思議ルアー。
大昔にDaiwaのカタログに載っていた葉巻型金属リップは「ホッテントット」だったが、時代の流れに押されたか?不似合いなプラスチックリップを付けられ店頭に並んでいた。

流れのあるところのピンポイント
喰うのはストラクチャーのキワなんだけど、そこに直接投げ入れるのが全てではない。
そう気がついてからは川の流れを使ってピンポイントにルアーを通すやりかたに変えた。
明らかに止水域とは異なる川の流儀
流れの強い所は左右どちらかに流れの弱いところがあり、後ろには深く流れのゆるむ箇所がある。
川底のどこかにひそんでエサになるモノを待ち受けているフィッシュイーターは、流れのゆるむピンポイントに狙いを定めてじーっと身じろぎひとつしないで待ちかまえているとイメージして撃った。
遠くから走り込んでくる魚じゃない。
流速によるアクション云々よりも対地速度を意識した。
なまず=バイトが下手と言われるが、距離感さえ合わせられればヒット率はもっとあがるのかもしれない。
夜の川面の変化だけを見て魚との距離感というのは難しいことかもしれないが、以前出てきた場所を覚えておいて、そこにピンポイントな狙いをするのはアリかもしれない。
エスコート+ヒントをありがとう!
この釣りをセッティングしてくれたばるたんさんには、何とお礼を言って良いのかわからない。
自分だけではこういう場所に行くことすら無かっただろう。
多分、隣の道路を通り過ぎるだけだ。
そして浅い川の撃ち方もヒントを沢山頂いた。
苦労して開拓した場所に惜しげもなくエスコートしてくれる人柄の良さには半分あきれるほどだ(笑)。
上手く言えないが、楽しみを共有することに長けているんだなあ~
と感じる。
「感じ悪い記事をはやく書きたいなあ~」
ばるたんさんの言葉を聞いて、それはそれで本音かもしれないけれど、言葉とはちょっと裏腹な「共有することを楽しむ釣り」が基本にあるんだな~と夜の川べりでそう思ったのだ。
ばるたんさん、異なる星系へのご招待ありがとうございました!
また楽しみに行きます!
今度は明るい内にパンを買って!わはは!!
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2009年05月17日
趣味で作るルアー【ヘンテコリン】
見たこともないようなルアー
趣味で作るならどんなルアーが欲しい?
良く釣れるルアー??
それなら完成された市販品を買った方が、未完成の試作品を作るより結果を期待できる。
市場に投入される多くのルアーが、「良く釣れる」を目指し、
トーナメントのような競争の場を使って宣伝し、
それをビジネスにするんだから当たり前だ。
それはビジネスで作るルアーなんだから趣味とはちょっと違う
【こういうのが私の趣味w】

コードネーム:雁首手羽先
洗練された曲線と流体力学を駆使して云々・・・、書きたいところだが
取り敢えずまともに動く!
が、自己の満足と趣味を満たすのさ!!あはは


ちなみに、何故か手元に残らないという数奇な運命を持っている。
フックの位置が悪くて掛からない試練を乗り越えるべく、試作品増殖中です。
次の琵琶湖では配れるかな??
趣味で作るならどんなルアーが欲しい?
良く釣れるルアー??
それなら完成された市販品を買った方が、未完成の試作品を作るより結果を期待できる。
市場に投入される多くのルアーが、「良く釣れる」を目指し、
トーナメントのような競争の場を使って宣伝し、
それをビジネスにするんだから当たり前だ。
それはビジネスで作るルアーなんだから趣味とはちょっと違う
【こういうのが私の趣味w】

コードネーム:雁首手羽先
洗練された曲線と流体力学を駆使して云々・・・、書きたいところだが
取り敢えずまともに動く!
が、自己の満足と趣味を満たすのさ!!あはは


ちなみに、何故か手元に残らないという数奇な運命を持っている。
フックの位置が悪くて掛からない試練を乗り越えるべく、試作品増殖中です。
次の琵琶湖では配れるかな??
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2009年05月14日
メタマグその後【使用感】
放置すること2ヶ月あまり。ご想像通り?釣りに行ってないのでネタもなし。
今回は1回目のインプレから1年半以上経過して、ようやく2回目をお届けするリールのインプレです。
出番少なめなリール
購入が2007年の11月だからもう1年半以上になるわけだが、使用履歴はそう多くはない。
何故ならファーストインプレッションでカタログ値(170g)にない重さを感じてからは、バランスの悪さをどう解消するか?という欠点の解消がメインであり長所を見出すところまで行かなかったってのが正直なところ。
左の空間部分に約10gの重りを入れ、静止時の左右バランスは取れた。

でも、テストにてキャストしたフィーリングを率直に述べれば、
左右バランス以外の何かがあるよね?
という感じでイマイチ納得できない感じが続いていたのだ。
右手シングルハンドキャストとの相性
私のキャスティングスタイルは右手シングルハンドキャスト。
最も古典的なベイトキャスティングのスタイルとは思うが、それがメタマグにマッチしていないんだ!と気がつくのにとても長い時間を要した。
その原因に気が付くまでに手持ちのリールと取っ替え引っ替えして試したのは言うまでもない。
Daiwaのギヤの張り出したリール(Pixy)では違和感を感じない。
だけどshimanoのギヤの張り出したリールで
違和感を感じるのはどうして?
ベイトキャスティングリールの場合、手に感じる重さとは手首なり肘(ひじ)なりを支点にして、リールの重心位置が支点からどのくらい近いか?(遠いか)が大きく関係していると思う。
Pixyはギヤが下に張り出しているのに対して、メタマグはかなり前方に張り出しているために重心位置が前にあると感じる。もっとも手元に重心がある丸形リールと比較すると、メタマグは本体重量は軽くても、手首を軸にしたシングルハンドでは遠く(重く)感じてしまう。
【参考】
シングルハンドの支点=手首

ダブルハンドの支点=肘

前後に長いメタマグに重さを感じたのは、シングルハンドキャスト故の現象だとやっと原因が分かったのだ。
現代ベイト竿の多くがセパレートハンドルを採用しているのは誰しもが知るところだろう。
私はシングルハンドを通してきたため、ダブルハンドの投げ方を知らなかった。
Daiwaよりshimanoの方がギヤが前方に張り出している分、Pixyで感じなかった違和感をメタマグには感じたのだと思う。
shimanoはそれを知っていた
昨年夏に作った竿はノスタルジー溢れんばかりのFujiガングリップの竿。
原点回帰、非力なロッド、曖昧なコントロール
ブランク以外は当時のまんまの「これぞ!」なスタイル。
メタマグを取り付けようとして焦った!

なんと!どうしても取り付けできない!えーっ!!!
Fujiガングリップに付かないなんて・・・。
自身の育ちを表すようで気恥ずかしいが、右手シングルハンドキャストの原点はこのFujiガングリップにある。
・・・
しばしの虚脱の後に思い直したのは、Fujiガングリップは既に古典であり、2007年当時最新のメタマグが取り付けられないのは時代の流れ。
邪魔になる部分を探していくと、それには付きません的な障害物(シャフト)があるではないか!

メタマグはシングルハンドキャストには向かないよ・・・。
そう、shimanoはそれを知っていたのだ。
その後のメタマグ
現代的なダブルハンドの竿にメタマグを乗せて、ぎこちなくもダブルハンドのキャストをしてみた感じは「全然重くない」。
リールを傾けないで投げる剣道の面のような投げ方も覚えた。
シングルハンドのキャストにおいては、「ゆっくり飛ぶこと」がアキュラシーの観点から重要だった。
ダブルハンドはそういうスイングは根本的に出来ない。
ヒュ~ンとかヒュンと振って竿のベリーに重さを乗せた投げ方は出来ず、ダブルハンドでビュッ!と振り切る感じになる。
もちろん今までよりもルアーは高速で飛び、スプールは高回転で廻る。
最初は遠心ブレーキ+メカニカルブレーキのセッティングが分からず、飛行中にガクン!と止まるバックラッシュに悩まされた。
遠心ブレーキを変えずにメカニカルブレーキを締めて飛行中のバックラッシュを押さえようとすると、今度は飛距離が出なくなった。
バックラッシュの危うさは、へなへなのPEラインを使う場合においては滑らかな回転できないせいか、それが飛距離を大きく奪ってしまう。
メカニカルブレーキをゆるめ、シングルハンドの設定から遠心ブレーキのコマを2つ増やすと、明らかにスムーズさが増し滑らかになった回転は飛距離を大きく伸ばしてくれた。
アキュラシーはないが飛距離を優先するならダブルハンドが圧倒的だ。
今のところ飛距離優先のシチュエーションは身近に多くないが、ベイトキャスティングの飛びを楽しむってのも、もはや欠かせない楽しみのひとつだ。
スリルを兼ね備えた力任せのキャストはかなりの爽快感を伴う。
おっさんの体力など知れたものだろうが、時折フルスイングして発散するのも悪くないかな?というのが、現在のメタマグへの感想なのだ。
シマノ(SHIMANO) メタニウムMg
もっとオートマチックに飛ぶのはあるけれど、遠心ブレーキのセッティングが決まったときの「爽快感」はこういうタイプの方が大きいね。
今回は1回目のインプレから1年半以上経過して、ようやく2回目をお届けするリールのインプレです。
出番少なめなリール
購入が2007年の11月だからもう1年半以上になるわけだが、使用履歴はそう多くはない。
何故ならファーストインプレッションでカタログ値(170g)にない重さを感じてからは、バランスの悪さをどう解消するか?という欠点の解消がメインであり長所を見出すところまで行かなかったってのが正直なところ。
左の空間部分に約10gの重りを入れ、静止時の左右バランスは取れた。

でも、テストにてキャストしたフィーリングを率直に述べれば、
左右バランス以外の何かがあるよね?
という感じでイマイチ納得できない感じが続いていたのだ。
右手シングルハンドキャストとの相性
私のキャスティングスタイルは右手シングルハンドキャスト。
最も古典的なベイトキャスティングのスタイルとは思うが、それがメタマグにマッチしていないんだ!と気がつくのにとても長い時間を要した。
その原因に気が付くまでに手持ちのリールと取っ替え引っ替えして試したのは言うまでもない。
Daiwaのギヤの張り出したリール(Pixy)では違和感を感じない。
だけどshimanoのギヤの張り出したリールで
違和感を感じるのはどうして?
ベイトキャスティングリールの場合、手に感じる重さとは手首なり肘(ひじ)なりを支点にして、リールの重心位置が支点からどのくらい近いか?(遠いか)が大きく関係していると思う。
Pixyはギヤが下に張り出しているのに対して、メタマグはかなり前方に張り出しているために重心位置が前にあると感じる。もっとも手元に重心がある丸形リールと比較すると、メタマグは本体重量は軽くても、手首を軸にしたシングルハンドでは遠く(重く)感じてしまう。
【参考】
シングルハンドの支点=手首

ダブルハンドの支点=肘

前後に長いメタマグに重さを感じたのは、シングルハンドキャスト故の現象だとやっと原因が分かったのだ。
現代ベイト竿の多くがセパレートハンドルを採用しているのは誰しもが知るところだろう。
私はシングルハンドを通してきたため、ダブルハンドの投げ方を知らなかった。
Daiwaよりshimanoの方がギヤが前方に張り出している分、Pixyで感じなかった違和感をメタマグには感じたのだと思う。
shimanoはそれを知っていた
昨年夏に作った竿はノスタルジー溢れんばかりのFujiガングリップの竿。
原点回帰、非力なロッド、曖昧なコントロール
ブランク以外は当時のまんまの「これぞ!」なスタイル。
メタマグを取り付けようとして焦った!

なんと!どうしても取り付けできない!えーっ!!!
Fujiガングリップに付かないなんて・・・。
自身の育ちを表すようで気恥ずかしいが、右手シングルハンドキャストの原点はこのFujiガングリップにある。
・・・
しばしの虚脱の後に思い直したのは、Fujiガングリップは既に古典であり、2007年当時最新のメタマグが取り付けられないのは時代の流れ。
邪魔になる部分を探していくと、それには付きません的な障害物(シャフト)があるではないか!

メタマグはシングルハンドキャストには向かないよ・・・。
そう、shimanoはそれを知っていたのだ。
その後のメタマグ
現代的なダブルハンドの竿にメタマグを乗せて、ぎこちなくもダブルハンドのキャストをしてみた感じは「全然重くない」。
リールを傾けないで投げる剣道の面のような投げ方も覚えた。
シングルハンドのキャストにおいては、「ゆっくり飛ぶこと」がアキュラシーの観点から重要だった。
ダブルハンドはそういうスイングは根本的に出来ない。
ヒュ~ンとかヒュンと振って竿のベリーに重さを乗せた投げ方は出来ず、ダブルハンドでビュッ!と振り切る感じになる。
もちろん今までよりもルアーは高速で飛び、スプールは高回転で廻る。
最初は遠心ブレーキ+メカニカルブレーキのセッティングが分からず、飛行中にガクン!と止まるバックラッシュに悩まされた。
遠心ブレーキを変えずにメカニカルブレーキを締めて飛行中のバックラッシュを押さえようとすると、今度は飛距離が出なくなった。
バックラッシュの危うさは、へなへなのPEラインを使う場合においては滑らかな回転できないせいか、それが飛距離を大きく奪ってしまう。
メカニカルブレーキをゆるめ、シングルハンドの設定から遠心ブレーキのコマを2つ増やすと、明らかにスムーズさが増し滑らかになった回転は飛距離を大きく伸ばしてくれた。
アキュラシーはないが飛距離を優先するならダブルハンドが圧倒的だ。
今のところ飛距離優先のシチュエーションは身近に多くないが、ベイトキャスティングの飛びを楽しむってのも、もはや欠かせない楽しみのひとつだ。
スリルを兼ね備えた力任せのキャストはかなりの爽快感を伴う。
おっさんの体力など知れたものだろうが、時折フルスイングして発散するのも悪くないかな?というのが、現在のメタマグへの感想なのだ。

もっとオートマチックに飛ぶのはあるけれど、遠心ブレーキのセッティングが決まったときの「爽快感」はこういうタイプの方が大きいね。
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