2009年05月14日
メタマグその後【使用感】
放置すること2ヶ月あまり。ご想像通り?釣りに行ってないのでネタもなし。
今回は1回目のインプレから1年半以上経過して、ようやく2回目をお届けするリールのインプレです。
出番少なめなリール
購入が2007年の11月だからもう1年半以上になるわけだが、使用履歴はそう多くはない。
何故ならファーストインプレッションでカタログ値(170g)にない重さを感じてからは、バランスの悪さをどう解消するか?という欠点の解消がメインであり長所を見出すところまで行かなかったってのが正直なところ。
左の空間部分に約10gの重りを入れ、静止時の左右バランスは取れた。

でも、テストにてキャストしたフィーリングを率直に述べれば、
左右バランス以外の何かがあるよね?
という感じでイマイチ納得できない感じが続いていたのだ。
右手シングルハンドキャストとの相性
私のキャスティングスタイルは右手シングルハンドキャスト。
最も古典的なベイトキャスティングのスタイルとは思うが、それがメタマグにマッチしていないんだ!と気がつくのにとても長い時間を要した。
その原因に気が付くまでに手持ちのリールと取っ替え引っ替えして試したのは言うまでもない。
Daiwaのギヤの張り出したリール(Pixy)では違和感を感じない。
だけどshimanoのギヤの張り出したリールで
違和感を感じるのはどうして?
ベイトキャスティングリールの場合、手に感じる重さとは手首なり肘(ひじ)なりを支点にして、リールの重心位置が支点からどのくらい近いか?(遠いか)が大きく関係していると思う。
Pixyはギヤが下に張り出しているのに対して、メタマグはかなり前方に張り出しているために重心位置が前にあると感じる。もっとも手元に重心がある丸形リールと比較すると、メタマグは本体重量は軽くても、手首を軸にしたシングルハンドでは遠く(重く)感じてしまう。
【参考】
シングルハンドの支点=手首

ダブルハンドの支点=肘

前後に長いメタマグに重さを感じたのは、シングルハンドキャスト故の現象だとやっと原因が分かったのだ。
現代ベイト竿の多くがセパレートハンドルを採用しているのは誰しもが知るところだろう。
私はシングルハンドを通してきたため、ダブルハンドの投げ方を知らなかった。
Daiwaよりshimanoの方がギヤが前方に張り出している分、Pixyで感じなかった違和感をメタマグには感じたのだと思う。
shimanoはそれを知っていた
昨年夏に作った竿はノスタルジー溢れんばかりのFujiガングリップの竿。
原点回帰、非力なロッド、曖昧なコントロール
ブランク以外は当時のまんまの「これぞ!」なスタイル。
メタマグを取り付けようとして焦った!

なんと!どうしても取り付けできない!えーっ!!!
Fujiガングリップに付かないなんて・・・。
自身の育ちを表すようで気恥ずかしいが、右手シングルハンドキャストの原点はこのFujiガングリップにある。
・・・
しばしの虚脱の後に思い直したのは、Fujiガングリップは既に古典であり、2007年当時最新のメタマグが取り付けられないのは時代の流れ。
邪魔になる部分を探していくと、それには付きません的な障害物(シャフト)があるではないか!

メタマグはシングルハンドキャストには向かないよ・・・。
そう、shimanoはそれを知っていたのだ。
その後のメタマグ
現代的なダブルハンドの竿にメタマグを乗せて、ぎこちなくもダブルハンドのキャストをしてみた感じは「全然重くない」。
リールを傾けないで投げる剣道の面のような投げ方も覚えた。
シングルハンドのキャストにおいては、「ゆっくり飛ぶこと」がアキュラシーの観点から重要だった。
ダブルハンドはそういうスイングは根本的に出来ない。
ヒュ~ンとかヒュンと振って竿のベリーに重さを乗せた投げ方は出来ず、ダブルハンドでビュッ!と振り切る感じになる。
もちろん今までよりもルアーは高速で飛び、スプールは高回転で廻る。
最初は遠心ブレーキ+メカニカルブレーキのセッティングが分からず、飛行中にガクン!と止まるバックラッシュに悩まされた。
遠心ブレーキを変えずにメカニカルブレーキを締めて飛行中のバックラッシュを押さえようとすると、今度は飛距離が出なくなった。
バックラッシュの危うさは、へなへなのPEラインを使う場合においては滑らかな回転できないせいか、それが飛距離を大きく奪ってしまう。
メカニカルブレーキをゆるめ、シングルハンドの設定から遠心ブレーキのコマを2つ増やすと、明らかにスムーズさが増し滑らかになった回転は飛距離を大きく伸ばしてくれた。
アキュラシーはないが飛距離を優先するならダブルハンドが圧倒的だ。
今のところ飛距離優先のシチュエーションは身近に多くないが、ベイトキャスティングの飛びを楽しむってのも、もはや欠かせない楽しみのひとつだ。
スリルを兼ね備えた力任せのキャストはかなりの爽快感を伴う。
おっさんの体力など知れたものだろうが、時折フルスイングして発散するのも悪くないかな?というのが、現在のメタマグへの感想なのだ。
シマノ(SHIMANO) メタニウムMg
もっとオートマチックに飛ぶのはあるけれど、遠心ブレーキのセッティングが決まったときの「爽快感」はこういうタイプの方が大きいね。
今回は1回目のインプレから1年半以上経過して、ようやく2回目をお届けするリールのインプレです。
出番少なめなリール
購入が2007年の11月だからもう1年半以上になるわけだが、使用履歴はそう多くはない。
何故ならファーストインプレッションでカタログ値(170g)にない重さを感じてからは、バランスの悪さをどう解消するか?という欠点の解消がメインであり長所を見出すところまで行かなかったってのが正直なところ。
左の空間部分に約10gの重りを入れ、静止時の左右バランスは取れた。

でも、テストにてキャストしたフィーリングを率直に述べれば、
左右バランス以外の何かがあるよね?
という感じでイマイチ納得できない感じが続いていたのだ。
右手シングルハンドキャストとの相性
私のキャスティングスタイルは右手シングルハンドキャスト。
最も古典的なベイトキャスティングのスタイルとは思うが、それがメタマグにマッチしていないんだ!と気がつくのにとても長い時間を要した。
その原因に気が付くまでに手持ちのリールと取っ替え引っ替えして試したのは言うまでもない。
Daiwaのギヤの張り出したリール(Pixy)では違和感を感じない。
だけどshimanoのギヤの張り出したリールで
違和感を感じるのはどうして?
ベイトキャスティングリールの場合、手に感じる重さとは手首なり肘(ひじ)なりを支点にして、リールの重心位置が支点からどのくらい近いか?(遠いか)が大きく関係していると思う。
Pixyはギヤが下に張り出しているのに対して、メタマグはかなり前方に張り出しているために重心位置が前にあると感じる。もっとも手元に重心がある丸形リールと比較すると、メタマグは本体重量は軽くても、手首を軸にしたシングルハンドでは遠く(重く)感じてしまう。
【参考】
シングルハンドの支点=手首

ダブルハンドの支点=肘

前後に長いメタマグに重さを感じたのは、シングルハンドキャスト故の現象だとやっと原因が分かったのだ。
現代ベイト竿の多くがセパレートハンドルを採用しているのは誰しもが知るところだろう。
私はシングルハンドを通してきたため、ダブルハンドの投げ方を知らなかった。
Daiwaよりshimanoの方がギヤが前方に張り出している分、Pixyで感じなかった違和感をメタマグには感じたのだと思う。
shimanoはそれを知っていた
昨年夏に作った竿はノスタルジー溢れんばかりのFujiガングリップの竿。
原点回帰、非力なロッド、曖昧なコントロール
ブランク以外は当時のまんまの「これぞ!」なスタイル。
メタマグを取り付けようとして焦った!

なんと!どうしても取り付けできない!えーっ!!!
Fujiガングリップに付かないなんて・・・。
自身の育ちを表すようで気恥ずかしいが、右手シングルハンドキャストの原点はこのFujiガングリップにある。
・・・
しばしの虚脱の後に思い直したのは、Fujiガングリップは既に古典であり、2007年当時最新のメタマグが取り付けられないのは時代の流れ。
邪魔になる部分を探していくと、それには付きません的な障害物(シャフト)があるではないか!

メタマグはシングルハンドキャストには向かないよ・・・。
そう、shimanoはそれを知っていたのだ。
その後のメタマグ
現代的なダブルハンドの竿にメタマグを乗せて、ぎこちなくもダブルハンドのキャストをしてみた感じは「全然重くない」。
リールを傾けないで投げる剣道の面のような投げ方も覚えた。
シングルハンドのキャストにおいては、「ゆっくり飛ぶこと」がアキュラシーの観点から重要だった。
ダブルハンドはそういうスイングは根本的に出来ない。
ヒュ~ンとかヒュンと振って竿のベリーに重さを乗せた投げ方は出来ず、ダブルハンドでビュッ!と振り切る感じになる。
もちろん今までよりもルアーは高速で飛び、スプールは高回転で廻る。
最初は遠心ブレーキ+メカニカルブレーキのセッティングが分からず、飛行中にガクン!と止まるバックラッシュに悩まされた。
遠心ブレーキを変えずにメカニカルブレーキを締めて飛行中のバックラッシュを押さえようとすると、今度は飛距離が出なくなった。
バックラッシュの危うさは、へなへなのPEラインを使う場合においては滑らかな回転できないせいか、それが飛距離を大きく奪ってしまう。
メカニカルブレーキをゆるめ、シングルハンドの設定から遠心ブレーキのコマを2つ増やすと、明らかにスムーズさが増し滑らかになった回転は飛距離を大きく伸ばしてくれた。
アキュラシーはないが飛距離を優先するならダブルハンドが圧倒的だ。
今のところ飛距離優先のシチュエーションは身近に多くないが、ベイトキャスティングの飛びを楽しむってのも、もはや欠かせない楽しみのひとつだ。
スリルを兼ね備えた力任せのキャストはかなりの爽快感を伴う。
おっさんの体力など知れたものだろうが、時折フルスイングして発散するのも悪くないかな?というのが、現在のメタマグへの感想なのだ。

もっとオートマチックに飛ぶのはあるけれど、遠心ブレーキのセッティングが決まったときの「爽快感」はこういうタイプの方が大きいね。
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