2006年07月25日
クランクベイトを作る(3)
このシリーズでは、チョットまじめにクランクベイトを作ってみたいと思います。
コンセプトは、
低速域から泳ぎ、
高速域まで幅広い速度域を
カバーできるクランクベイト!
設計による動きのファクターは様々ですから釣れ釣れルアーになるかどうかは分かりませんが、ルアー作りのお勉強目的で、構造上のウェイト設計と流体設計を中心にした内容にしようと思っています。
今回は、
3. 全体の流体形状とラインアイを大まかに設定
ここまでで決まっている形状は・・・ こんだけ・・・。

これから フロント側の形状を検討します。
コンセプトは、
低速域から泳ぎ、
高速域まで幅広い速度域を
カバーできるクランクベイト!
設計による動きのファクターは様々ですから釣れ釣れルアーになるかどうかは分かりませんが、ルアー作りのお勉強目的で、構造上のウェイト設計と流体設計を中心にした内容にしようと思っています。
今回は、
3. 全体の流体形状とラインアイを大まかに設定
ここまでで決まっている形状は・・・ こんだけ・・・。

これから フロント側の形状を検討します。
簡単に思いつくのは、リップとヒートンを付ければ終わりじゃないの??ってこと。
しかーし、それが今回のテーマでもあり、やってみるとなかなか決まらない。
まずは、フロントに伸びる軸を決めます。

この角度は個人の好みやデザインもあるから、皆バラバラの選択をすると思うけど、この線一本でずっと楽になったと思わない??
別に、このラインがそのままリップのラインとも限らないから、そこは気楽に考えていこう。
クランクベイトの高速域での安定を考えれば、アイの高さはある程度は欲しい。そして、そのラインアイこそが、ここからのボディーワークを決めていくことになる。
ラインアイを、軸線と平行なライン A 上の ○ あたりに仮設定をする。

下のおもりの関係も安定位置( ラインアイよりおもりが下)になっているし、ボディー後方とのバランスも大体良いはず・・・(横方向のウォブリングでバランスが取れる量のボディーがあればいい)
適当にラインを引いてみる。

一番簡単なリップの位置と角度はこうなる。

えーと、当然下の絵のように取り付けても良いが、今回は上の絵で進めます。

言いたかったのは、軸線を決めずに・・もしくは全くテール側と同じ軸線を使った場合、リップを付けても動かんわけです・・・。
リップ自体をボディー的にながーーく作っているルアーもあるからここはだまされやすい。
いきなりリップを付けたくなる(笑)
で、話を戻して、細かいラインを描いて、陰影を入れる。

どう? こうして、弐号機以降の大体の形が決まった。
粘土を球体に盛る形でのモデリングだから特殊に見えるけど、バルサを貼り合わせて削るのと基本的概念は変わらない。
ここでは、まだウォブリングだけのアクション(しかも一番軽い)を設定しているから、次回はその辺を詰めていこう。
Posted by 三ツ木左右衛門【mickey_symon】 at 23:30│Comments(0)
│あほあほルアーPJ
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