2006年07月25日
クランクベイトを作る(2)
このシリーズでは、チョットまじめにクランクベイトを作ってみたいと思います。
コンセプトは、
低速域から泳ぎ、
高速域まで幅広い速度域を
カバーできるクランクベイト!
設計による動きのファクターは様々ですから釣れ釣れルアーになるかどうかは分かりませんが、ルアー作りのお勉強目的で、構造上のウェイト設計と流体設計を中心にした内容にしようと思っています。
今回は、
2. ウェイト配置による慣性モーメントの設定
コンセプトは、
低速域から泳ぎ、
高速域まで幅広い速度域を
カバーできるクランクベイト!
設計による動きのファクターは様々ですから釣れ釣れルアーになるかどうかは分かりませんが、ルアー作りのお勉強目的で、構造上のウェイト設計と流体設計を中心にした内容にしようと思っています。
今回は、
2. ウェイト配置による慣性モーメントの設定
ウェイト、・・・透明なルアー以外は目に見えないのであまり気にしたことがない?それとも気になる??
このウェイトの概念、意外に複雑なのです。
そういえば、過去にも書いたっけ・・・
基本的にウェイトは2つ使用します。
大きさが異なっても良いですが、分かりやすさの点からは同じ重さの物を2つが良いでしょう。
1つのウェイトはどの軸からも自由に動かせますが、2つあったらどうでしょう?
2つのウェイトを結ぶ軸線上は、慣性モーメントが最も小さくなり、その軸を回転させる方向に回転しやすくなります。
今回のウェイト配置はこう!(試作壱号機)

どうです? テールは扁平形状で水平方向に動きやすい・・・
そして、ウェイトは垂直な軸線上にあり動きやすい・・・
ちょっち極端な設計ですが、スローな速度域からカバーする手法です。
軸を手でつまんで、水中でクルクル左右に廻した時が一番力が必要ない形状になっていますよね?考え方としては、ルアーの周囲を水という流体で囲んでいます。流体は力の逃げ場を探して自由に動きますから、その物体が動きやすいところに動きを集約する特性があります。
ある部分に逃げを作っておくとその方面の動きが出やすいわけです。
(出やすいだけで制御できない場合が多い)
さて、次回は、3. 全体の流体形状とラインアイを大まかに設定
いよいよ、ルアーの全体像が見えてきます!
Posted by 三ツ木左右衛門【mickey_symon】 at 01:48│Comments(0)
│あほあほルアーPJ
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