2009年09月20日
2009年09月10日
道連れの芦ノ湖【3回目】
過去2回の教訓
忘れたように2ヶ月の時間を経て再び芦ノ湖に向かった。
「行くなら誘って・・・」という釣友がいたことを、今回は忘れず思い出してメールを入れた。
メールに書いたのは、
過去2回の経験で分かったのは芦ノ湖が荒れやすいこと。
平地で曇りでも山の上は霧だ。
まだ全然良く分かっていない芦ノ湖だから、もちろん釣れる情報ではない。
湖尻(北側)の西側をメインにアプローチして、シャローとそのブレイクを打ってみたいと思っていることを伝えた。
開拓テーマは「木にいる虫を落とす風が吹くところ」を見極めたい。
風が吹いたとき思ったような方向に風が吹いてくれるのだろうか?
地図や航空写真を見たってそれはわからない
こういうのを現地で感じたいのだ。

成功事例と失敗事例
成功事例を読んだって、その多くは意外なくらい役に立たない。
そんなのは新聞・雑誌・その他、幾らでも情報として出回っているが、経験を積むにつれそういうモノに触手が伸びなくなった。
もし確実なゲームの攻略本があっても、最初からそれを手にする遊び方だと面白みに欠けるのだ。
どっちかって言うと、失敗事例を読んでクスッと笑うのが性に合ってる。
笑えないレベルの失敗は避けつつゲームに関する情報はシャットアウト!
現地の駐車場とか入れる道とかそういう周辺情報は探すし、事前に道具のチェックと軽いメンテナンスはする。
頑固にゲームに関する組み立ては自分のいつものやり方だけ。
基本的にトップウォーター・プラグで岸のストラクチャーとブレイクを攻め、
日が上がってきたら、シャロークランクに切り替える。
たったこれだけ・・・・、

クスッと笑える失敗事例を作るにはなかなかでしょ?(笑) わはは!
透明な湖の手強さ
ウェーダーを手に入れ、失敗事例をモノともしない釣友を得て心強いが、透明な湖の手強さは変わらない。
鑑賞ならともかく釣りにおいては、水の透明度が高いってのは遠くからのアプローチを求められる手強い要素。
太陽が上がると魚は沈むが、透明度が高ければ進行具合が速くなる。
オープンなエリアは日が昇るまでの短時間が勝負で、それもなるべくロングキャストでチャチャチャと引けるものでなければ時間が終わってしまう。
ランガンしながらライズの波紋を探し、次の時間帯に使える情報をなるべく仕入れる。
ベイトになる小魚のライズだって重要な情報源だ。
上に木がある?風はどっち向き?水の流れは?
日が昇ったらストラクチャーに打ち込む釣りになるけど、その角度やら落とす位置は直前の情報源が一番の頼りになる。
但し透明度が高すぎると距離を取る分なかなか上手くいかない。

それにしても思惑とは全く違っていた。
湖尻(北側)の西側は完全に風裏になって、
「木にいる虫を落とす風が吹くところ」は全くない!
鏡のような湖面では、ざぶざぶやってる自分の波が唯一の変化だ(笑)
ベイトフィッシュもポツリポツリ・・・、バスらしきライズはほとんど無い。
荒れても困るけど、多少は荒れないとクリアレイクは釣れる要因が極端に減る。
日が昇っても全く風も波もない湖尻西岸を諦めた。
悩めるばるたんさんと、

ルアーセレクト
あわよくばトップで釣ろうと思っていた。
それも自作のシャッドペンシル(葉)での釣果を望んだ。

最初の1時間はポッパーかサミー85をチャチャチャと引いてキャストとアクションの感触を掴んだところでシャッドペンに切り替えた。
スコーピオンMg1000のブレーキノッチを1つ上げ、今までよりポイントに少しだけ近寄ってキャストする。
結構真剣に2時間くらいはやっていたが、全く反応はない。
こういう時のルアーセレクトってのは、
限りなく自信が無くて頼りないものだ。
ルアーの実績に頼り、シルエットを小粒にして、あまり激しくない方向に・・。

ラパラ・ファットラップ5cmのシャローランナー。
もっと小場所なら多分シャッドラップSSRを投げるだろう。
ブッシュの絡んだ岩場で何もいなさそうな岸際。
ブッシュのそばを通ったときに、黒い影がヒューッと2mばかり出てきてルアーを咥えて反転した。
魚は小さいけど丸見えのバイトは久々の感覚。

まぐれだけど嬉しい一尾。
バス君ほんとありがと!!(笑)
いつかは・・・
3回目の芦ノ湖は、ばるたんさんを道連れにして本当に悪いことしたな~という感覚が残ってしまった。
釣れない釣りに完全に道連れである。
しかも自分だけ釣って本当にゴメン!!(笑)
チビバスでもこれじゃ感じ悪いかもしれない。
そしてデカバスをガンガンしとめている西の釣友を想い出す。
9月の大連休に予定していた琵琶湖行き。
これが義理弟の結婚式とダブルブッキングして行けなくなったのが分かったのは5月のことだった。
ベイト難民村の琵琶湖キャンプ・・・、本当に行きたかったのだけど今年は無理になった。
だから、いつ?とは約束できないけれど、いつかは西の釣友を芦ノ湖に迎えるべく、失敗事例をちょっとずつ積み重ねておこうと思うのだ。
いつか釣れるようになるかもしれないでしょう?(笑)
おそらく良いのは春だろう。
ワカサギが接岸すれば、状況はきっと違うハズだ。
魚も釣り人も居ないうちに下調べをコッソリ重ねて、いつか皆で爆釣してやろうと企むのだ。
釣れる魚種は分からないけど、多分美味い空気くらいは準備できる(笑)
今回も失敗事例なんだけど、
数人来ても楽しく入れそうな場所を2つくらいは見つけた感はある。
いつかは、いつになるのか分からないけど、
今年参加できない代わりに、その日また芦ノ湖の湖岸に立とうと思う。
西の空が見える所を選んで・・・・。
忘れたように2ヶ月の時間を経て再び芦ノ湖に向かった。
「行くなら誘って・・・」という釣友がいたことを、今回は忘れず思い出してメールを入れた。
メールに書いたのは、
過去2回の経験で分かったのは芦ノ湖が荒れやすいこと。
平地で曇りでも山の上は霧だ。
まだ全然良く分かっていない芦ノ湖だから、もちろん釣れる情報ではない。
湖尻(北側)の西側をメインにアプローチして、シャローとそのブレイクを打ってみたいと思っていることを伝えた。
開拓テーマは「木にいる虫を落とす風が吹くところ」を見極めたい。
風が吹いたとき思ったような方向に風が吹いてくれるのだろうか?
地図や航空写真を見たってそれはわからない
こういうのを現地で感じたいのだ。

成功事例と失敗事例
成功事例を読んだって、その多くは意外なくらい役に立たない。
そんなのは新聞・雑誌・その他、幾らでも情報として出回っているが、経験を積むにつれそういうモノに触手が伸びなくなった。
もし確実なゲームの攻略本があっても、最初からそれを手にする遊び方だと面白みに欠けるのだ。
どっちかって言うと、失敗事例を読んでクスッと笑うのが性に合ってる。
笑えないレベルの失敗は避けつつゲームに関する情報はシャットアウト!
現地の駐車場とか入れる道とかそういう周辺情報は探すし、事前に道具のチェックと軽いメンテナンスはする。
頑固にゲームに関する組み立ては自分のいつものやり方だけ。
基本的にトップウォーター・プラグで岸のストラクチャーとブレイクを攻め、
日が上がってきたら、シャロークランクに切り替える。
たったこれだけ・・・・、

クスッと笑える失敗事例を作るにはなかなかでしょ?(笑) わはは!
透明な湖の手強さ
ウェーダーを手に入れ、失敗事例をモノともしない釣友を得て心強いが、透明な湖の手強さは変わらない。
鑑賞ならともかく釣りにおいては、水の透明度が高いってのは遠くからのアプローチを求められる手強い要素。
太陽が上がると魚は沈むが、透明度が高ければ進行具合が速くなる。
オープンなエリアは日が昇るまでの短時間が勝負で、それもなるべくロングキャストでチャチャチャと引けるものでなければ時間が終わってしまう。
ランガンしながらライズの波紋を探し、次の時間帯に使える情報をなるべく仕入れる。
ベイトになる小魚のライズだって重要な情報源だ。
上に木がある?風はどっち向き?水の流れは?
日が昇ったらストラクチャーに打ち込む釣りになるけど、その角度やら落とす位置は直前の情報源が一番の頼りになる。
但し透明度が高すぎると距離を取る分なかなか上手くいかない。

それにしても思惑とは全く違っていた。
湖尻(北側)の西側は完全に風裏になって、
「木にいる虫を落とす風が吹くところ」は全くない!
鏡のような湖面では、ざぶざぶやってる自分の波が唯一の変化だ(笑)
ベイトフィッシュもポツリポツリ・・・、バスらしきライズはほとんど無い。
荒れても困るけど、多少は荒れないとクリアレイクは釣れる要因が極端に減る。
日が昇っても全く風も波もない湖尻西岸を諦めた。
悩めるばるたんさんと、

ルアーセレクト
あわよくばトップで釣ろうと思っていた。
それも自作のシャッドペンシル(葉)での釣果を望んだ。

最初の1時間はポッパーかサミー85をチャチャチャと引いてキャストとアクションの感触を掴んだところでシャッドペンに切り替えた。
スコーピオンMg1000のブレーキノッチを1つ上げ、今までよりポイントに少しだけ近寄ってキャストする。
結構真剣に2時間くらいはやっていたが、全く反応はない。
こういう時のルアーセレクトってのは、
限りなく自信が無くて頼りないものだ。
ルアーの実績に頼り、シルエットを小粒にして、あまり激しくない方向に・・。

ラパラ・ファットラップ5cmのシャローランナー。
もっと小場所なら多分シャッドラップSSRを投げるだろう。
ブッシュの絡んだ岩場で何もいなさそうな岸際。
ブッシュのそばを通ったときに、黒い影がヒューッと2mばかり出てきてルアーを咥えて反転した。
魚は小さいけど丸見えのバイトは久々の感覚。

まぐれだけど嬉しい一尾。
バス君ほんとありがと!!(笑)
いつかは・・・
3回目の芦ノ湖は、ばるたんさんを道連れにして本当に悪いことしたな~という感覚が残ってしまった。
釣れない釣りに完全に道連れである。
しかも自分だけ釣って本当にゴメン!!(笑)
チビバスでもこれじゃ感じ悪いかもしれない。
そしてデカバスをガンガンしとめている西の釣友を想い出す。
9月の大連休に予定していた琵琶湖行き。
これが義理弟の結婚式とダブルブッキングして行けなくなったのが分かったのは5月のことだった。
ベイト難民村の琵琶湖キャンプ・・・、本当に行きたかったのだけど今年は無理になった。
だから、いつ?とは約束できないけれど、いつかは西の釣友を芦ノ湖に迎えるべく、失敗事例をちょっとずつ積み重ねておこうと思うのだ。
いつか釣れるようになるかもしれないでしょう?(笑)
おそらく良いのは春だろう。
ワカサギが接岸すれば、状況はきっと違うハズだ。
魚も釣り人も居ないうちに下調べをコッソリ重ねて、いつか皆で爆釣してやろうと企むのだ。
釣れる魚種は分からないけど、多分美味い空気くらいは準備できる(笑)
今回も失敗事例なんだけど、
数人来ても楽しく入れそうな場所を2つくらいは見つけた感はある。
いつかは、いつになるのか分からないけど、
今年参加できない代わりに、その日また芦ノ湖の湖岸に立とうと思う。
西の空が見える所を選んで・・・・。
2009年07月09日
1/4ozのTWスタイル#END【己の道へ】
1/4ozのトップウォーター
TIFAというメーカーは今でもあるのだろうか?
マイケルという1/4ozクラスのポッパーを作っていた会社と書いた方が通りが良いかもしれない。

この6cmのポッパー。
印刷屋さんが野池の釣りではメインにしていた。
それまでホイルフィニッシュのリアなルアーはHMKLであったりゴダグレイであったりと、とても高価で手が出ない域にあったが、マイケルは学生にも手の届く価格で販売された。すぐ横でバンバン釣られちゃうのがうらやましくて買った。
でも、でも、でも、
同じようには釣れなかった。
2回釣れた記憶があるが正確には同じバスが2回釣れた。
(傷の具合から判断)
野池で使うトップウォーター・プラグは大抵がこの1/4ozクラス。
遠投よりもポイントに小さめの着水音で落とすことが小場所では大事。
広い場所では1/2ozまで使っていたが普段の釣りは1/4oz。
小さめのトップウォーター・プラグを見るとついつい欲しくなった。
ZEALのチマチマシリーズなんてのが流行ったのもこの頃だ。
好みは次第に「1/4ozクラスのペンシルベイト」に偏り始め、ドッグウォカーよりもスケーターに惹かれていった。
ウッディーベルのTOM(8cm)にビビッ!と来てからはTOMにベタ惚れ。
スケーティングペンシルの特徴は、
投げ入れた後に竿の操作でトレースラインを作っていく所にある。
スレスレではなくギリギリくらいに投げ入れ、
ワンアクション目で頭がどちらかに向ける、
ここぞなポイントを見極めながら、
ポイント側には大きくゆる~く、
小さなターンを織り交ぜ、
それここだ!と大きなスケーティング。
そして止まった瞬間・・・
ガボッ!
この瞬間がたまらない。
80年代後半のタックル事情
80年代後半のスピニングにはまだまだ課題が多く、特に小型スピニングは糸ヨレはもちろん、巻き上げ力の低さ、巻きの重さ、キャスティングアキュラシーの不足など、キャスト回数の多いルアーにメインで使う人はさほど多くはなかった。
そのせいかベイト用の竿もライトアクションと呼ばれるロッドが沢山あって、1/4ozクラスのルアーはベイトでも普通に守備範囲だったのだ。
変化の始まりは1988年のBASSマスターズ・クラシック。
チャンピオンになったギド・ヒブトンは、なんとスピニング(Daiwa EX800)を用いてクラシックを制した。
ギド・ヒブトンが連れてきた「フィネス」という概念。
チャンピオンの「フィネス」という言葉に乗ってスピニングタックルがバス釣りの世界に受け入れられるようになると、小さく軽いルアーを使用した新しいメソッドが急激に広がっていった。
「釣れる」と言う事実を前にすればアングラーはそれに逆らえない。
スピニング=フィネスに止まらず、影響はベイトタックルにも及ぶ。
フィネスの登場によって柔らかなベイトの竿は中途半端な存在。
ノーシンカーワーム(バブルガムワーム)など、ベイトではどうしてもやりにくいメソッドはある。
スピニングとベイトはあっという間に二極化し、ベイト=パワーの図式もあって新発売のベイトの竿はガチガチのブランクにダブルハンドが定番になっていく。
己のスタイルへの目覚め
最初はどうしても釣りたくてとにかく数が釣れる方法を求めていた。
小さなスピナーベイトがそのものだったし、その後の1/4ozクラスのトップウォーター・プラグだって野池で「良く釣れそう」と思って選んでいるんだから
「釣れることは楽しい」と分かっている。
そんなに良く釣れるんやろか?
スピニングでノーシンカーワームを投げた事もあった。
ノーシンカーワームは、ここにこんなにいたの?
というくらい多くのバスを同じ場所から引き出すことが出来た。
驚くほどにバスを魅了するルアー。
だが何故か?バスほど自分は魅了されなかった。
それほど釣れるにも関わらず、である。
スケーティングペンシルのプロセスには、
必ず自分という存在がいた。
スピニングのキャストに関してもそうだ。
振りかぶってタイミング良くリリースすれば、何も考えること無しに同じ重さのルアーが驚くほどに飛んでいく。
ベイトリールのキャストなら、
バックスイングで竿をきちんと曲げておき、
リリースからスムーズにスプールを加速させ、
ラインのふくらみ具合に応じてサミングし、
合っていないようならブレーキ設定を変える。
やはり自分という存在が不可欠なのだ。
己が不可欠なことを知ったとき、少し物事の考え方が変わった。
自分不在で事が解決してもオモシロくないのだ!(笑)
自分で工夫して何かを解決する。
それが楽しいのだと気が付いてからは雑誌を読むことも減った。
それからは
釣り=自分の工夫を試す遊び
が己のスタイルになっていく。
スタイルを形づけるもの
冬でもルアーを投げちゃいたものの、秋までの釣れる感じがないのが冬のバス。
日が暮れるのが早いし、家の中でできることといえばこれしかない!
ルアー作り!
DIYで買ってきた丸棒を削ってオーソドックスなペンシルベイトを作ることから始めた。
当時は旋盤で削ったような(断面が丸)ペンシルベイトばかりで、
扁平な面を入れるとどうなるんだろう?
なんて事が気になって作って試す。
動きを制御する扁平面を入れれば、動ける方向が決まるのでやはりそういう動きになった。
オーソドックスなペンシルは良く釣れたけど、扁平面のあるペンシルは全然釣れないってのは焦ったが、釣れる釣れないよりも「それをしたらどうなる?」に興味が行った。
そして大学時代最後の冬・・・
フナをモチーフにしたシャッド型のペンシルベイト(スケーター)が欲しいと思い立った。
ミノーペンシルなんてのは見たことはあったが、それは垂直浮きでアクションにアングラーの意図は余り反映されない。
シャッド型でちょっと尻下がりくらいで意のままに動かせるのは出来ないんだろうか?
シャッド形であってもウェイトの位置や扁平面で横倒れしない制御に挑んだ。
理想は1/4ozクラスの7~8cm。
試行錯誤を続け冬だというのにトップウォーターばかりを投げ倒した。
納得の行くバランスのルアーが出来たのは3月も後半に差し掛かった頃だった。
シャッド型ペンシルは、テストに行った同級生しか見たことのない動き。
もしかしたら?
そういう妄想を膨らませるに十分な動きだった。
最初が最後のシャッド型ペンシルの出番
印刷屋さんと電気屋さんに影響された1/4ozのトップウォーターは、同級生の釣友を思いっきり巻き込んで二人の真似っこからスタートした。
佐賀の小規模ダムで立木のキワに投げるというのは当時の見た目。
必要なのはそこにドボンと投げ入れることではなく、
少しだけ開けた所にポチョンと落として、
そこから「ここぞ!」にトレースラインを描いて演出していく。
だから彼らはバンバン釣れたのだ。
分かってなかったから立木めがけて果敢に投げて枝に絡まった。
◆◆◆◆◆◆
楽しみを味わうに必要なのは己の工夫だと知り、
意図した工夫は真似っこではない
シャッド型ペンシルというルアーになった。

社会人になる直前の春分の日。
出来たてほやほやのシャッド型ペンシルを持って佐賀の大型野池に向かった。
印刷屋さんは来られなかったが、電気屋さんと同級生と一緒というのは恐らく最後。
「東京で釣れるところなんてあるん?」
車中でそんな話になって少し悲しくなった。
釣りはじめは少し寒くてトップじゃ無理か?と同級生はワームで一尾。
電気屋さんも水面下で一尾。
自分だけ釣れないことに焦るが、これが最後だと分かっているからシャッド型ペンシルを投げ続けた。
どーしてもコレで釣りたい!
皆が向かった方向とは別の浅い場所を目指した。
ワンドになっているところで小魚が逃げるように跳ねた。
何度か同じような跳ね方をする。
ここに絶対バスがいる
むやみに投げず、小魚が跳ねた近くを狙った。
時間をおきながらの数投目。
ぐわばっ!
丸く水面が割れた。
36cmのバスはシャッド型ペンシルを頭から飲み込んでいた。
シャッド型ペンシルで、この日釣ったのは四尾。
満足できる結果だった。
トップでバスを釣った最後の日
1991年の春分の日は、長いこと「トップでバスを釣った最後の日」であった。
楽しかったあの日=最後の・・・という哀愁。
バスブーム期に同僚と行った相模湖も河口湖も、トップでバスを釣ることは出来なかった。その何年か後に相模湖でトップに出た魚はニゴイだったっけ・・・。
◆◆◆◆◆◆
2008年ベイト難民村キャンプにて・・・
ブログを通じて知り合った釣友と琵琶湖に集まった。
この時もトップウォーター・プラグばかりを選んで投げていた。
初日開始数分でトップに出たバスは残念ながらバラしてしまった。
「17年前の最後の日」をそろそろ過去にしたかった。
その後は手も足も出ず、音沙汰無しで最後の夜を迎えた。
琵琶湖最後の夜はにぶく光る満月の下、じゅんさんが現れておしゃべりが華やかになった。
番長さんとEight_Worksさんは黙々とデカトップを沖のブレイクに向けてキャスト!
終演の時は迫る・・・。
「みんな想い出になる一尾を狙うよね」
恥ずかしながら私はもう既に観念していた。
you-youさん、じゅんさん、ひでっちさんとおしゃべりが中心の釣り。
おしゃべりが佳境にはいると、
「管理釣り場で鱒を釣るアクションが見たい」
なんて話になった。
外灯の当たるシャローに向けて広い場所にポーンと投げた。
そこは散々打った場所だから釣れるわけなんて無いの。
竿は補助的であまり動かさないで、
リールでクイッ、クイッ、クイッと同じテンポで、
ポーズは瞬間的な感じでクイッ、クイッ、クイッと、
がぼ!
突然、水が丸くなってルアー包んだ。
?!!
完全に予想外だったのに何故か各々が反応し、
「ぎゃー!」だか「わぁーー!」だか分からない歓声と
あまりに血が上って巻いたため、水面をビャーーーと滑る魚がいた。
「わはははは!!!」
釣れるはずがない、狙ってない魚が、みんなが見ている空気を読んで釣れてくれた。
そこにいた誰もがひっくり返って腹を抱えて笑い転げ、おしゃべりは最高潮になった。
「17年ぶりにトップでバスを釣ったよ!」
魚は小さかったが不意にそう言葉にした。
管理釣り場や小バスまで入れれば17年ぶりはウソになろう。
「17年ぶりにトップでバスを・・」ってのは、言葉通りではなく、
「17年ぶりに最高に楽しかった!!」
という感想なのだ。
1/4ozのTWスタイル
現在市場にあるバスロッドの大半はダブルハンドの硬い竿であり、トラウト用と表示されたベイトロッドはべろんべろんで、どちらも1/4ozクラスのトップウォーター・プラグを楽しく扱うことは難しい。
1/4ozクラスのトップウォーター・プラグは多少ながらも市場にあるし、小型軽量のベイトリールは軽いモノも投げられると謳っているが、それを思い通りに振れる&アクションできる竿はまず見つからないのが現状だ。
昔流行ったライトアクションの竿なんて、
今更どこのメーカーが作るのよ?
ELESEは1/4ozクラスのトップウォーターには本当に良い竿だった。
魚に折られたのがせめてもの救いだったが、折れた後は少しだけパワーを抑えたブランクを買ってきて自作に踏み切った。
同じブランクでBantam版もリメイクしたりした。
トレンドを追うことができる人は、ある意味幸運といえる。
思い描いて形にする手間はいらないし、ひとしきり試して合うものを探せばそれで済む。
作り手も売り手もトレンドを見て、次なる新作をイマジネーションできるんだから需要と供給が一致する。
(この場合、供給と需要?)
1/4ozクラスって中途半端な重さのトップウォーター・プラグ。
ベイトでキャスティングするには、スイングにもブレーキ設定にもサミングにも微妙な繊細さを伴う。
アクションさせるには、これまた繊細な力加減が必要で、すぐに真っ直ぐ引かれちゃったりアクションが破綻する。
あくまで自分という存在が不可欠!
そう信じられることが楽しいのかもしれない。
「1/4ozのTWスタイル」は、当時を振り返ってそういう題名にした。
今ではPEラインの登場やリールの進化、はたまた近くにいる対象魚の関係で1/8~3/16ozがメインになっている事実はある。
これは1つの個性であって自己満足の形。
コレが良くてあれじゃダメ!みたいな○×主義ではない。
想像してみて欲しい。
トレンドから離れ、自身の好み(隙間)に入り込んで、思い描いた形をいちいち考え作り込む姿を・・・。
そういう人は基本みんな天の邪鬼で、失敗を恐れず試し工夫を重ねアプローチを変えて解決していく。
シャッド型ペンシルは大事にしまってあるが、大事にしまいすぎたせいか、どこにあるのか行方不明になった。
ダッグウォーカー制作に迷いがあったこともあり、原点に帰る意味もあって再度制作することにした。
材料や製法は当時とは異なるが、己の1/4ozのTWスタイルの原点は、間違いなくシャッド型ペンシルに宿っている。



これが通用するかは分からないが、
バス釣りに行くのなら、
己のスタイルを形づけてくれた原点と言うべきシャッド型ペンシルをお守り代わりに持って行きたい。
TIFAというメーカーは今でもあるのだろうか?
マイケルという1/4ozクラスのポッパーを作っていた会社と書いた方が通りが良いかもしれない。

この6cmのポッパー。
印刷屋さんが野池の釣りではメインにしていた。
それまでホイルフィニッシュのリアなルアーはHMKLであったりゴダグレイであったりと、とても高価で手が出ない域にあったが、マイケルは学生にも手の届く価格で販売された。すぐ横でバンバン釣られちゃうのがうらやましくて買った。
でも、でも、でも、
同じようには釣れなかった。
2回釣れた記憶があるが正確には同じバスが2回釣れた。
(傷の具合から判断)
野池で使うトップウォーター・プラグは大抵がこの1/4ozクラス。
遠投よりもポイントに小さめの着水音で落とすことが小場所では大事。
広い場所では1/2ozまで使っていたが普段の釣りは1/4oz。
小さめのトップウォーター・プラグを見るとついつい欲しくなった。
ZEALのチマチマシリーズなんてのが流行ったのもこの頃だ。
好みは次第に「1/4ozクラスのペンシルベイト」に偏り始め、ドッグウォカーよりもスケーターに惹かれていった。
ウッディーベルのTOM(8cm)にビビッ!と来てからはTOMにベタ惚れ。
スケーティングペンシルの特徴は、
投げ入れた後に竿の操作でトレースラインを作っていく所にある。
スレスレではなくギリギリくらいに投げ入れ、
ワンアクション目で頭がどちらかに向ける、
ここぞなポイントを見極めながら、
ポイント側には大きくゆる~く、
小さなターンを織り交ぜ、
それここだ!と大きなスケーティング。
そして止まった瞬間・・・
ガボッ!
この瞬間がたまらない。
80年代後半のタックル事情
80年代後半のスピニングにはまだまだ課題が多く、特に小型スピニングは糸ヨレはもちろん、巻き上げ力の低さ、巻きの重さ、キャスティングアキュラシーの不足など、キャスト回数の多いルアーにメインで使う人はさほど多くはなかった。
そのせいかベイト用の竿もライトアクションと呼ばれるロッドが沢山あって、1/4ozクラスのルアーはベイトでも普通に守備範囲だったのだ。
変化の始まりは1988年のBASSマスターズ・クラシック。
チャンピオンになったギド・ヒブトンは、なんとスピニング(Daiwa EX800)を用いてクラシックを制した。
ギド・ヒブトンが連れてきた「フィネス」という概念。
チャンピオンの「フィネス」という言葉に乗ってスピニングタックルがバス釣りの世界に受け入れられるようになると、小さく軽いルアーを使用した新しいメソッドが急激に広がっていった。
「釣れる」と言う事実を前にすればアングラーはそれに逆らえない。
スピニング=フィネスに止まらず、影響はベイトタックルにも及ぶ。
フィネスの登場によって柔らかなベイトの竿は中途半端な存在。
ノーシンカーワーム(バブルガムワーム)など、ベイトではどうしてもやりにくいメソッドはある。
スピニングとベイトはあっという間に二極化し、ベイト=パワーの図式もあって新発売のベイトの竿はガチガチのブランクにダブルハンドが定番になっていく。
己のスタイルへの目覚め
最初はどうしても釣りたくてとにかく数が釣れる方法を求めていた。
小さなスピナーベイトがそのものだったし、その後の1/4ozクラスのトップウォーター・プラグだって野池で「良く釣れそう」と思って選んでいるんだから
「釣れることは楽しい」と分かっている。
そんなに良く釣れるんやろか?
スピニングでノーシンカーワームを投げた事もあった。
ノーシンカーワームは、ここにこんなにいたの?
というくらい多くのバスを同じ場所から引き出すことが出来た。
驚くほどにバスを魅了するルアー。
だが何故か?バスほど自分は魅了されなかった。
それほど釣れるにも関わらず、である。
スケーティングペンシルのプロセスには、
必ず自分という存在がいた。
スピニングのキャストに関してもそうだ。
振りかぶってタイミング良くリリースすれば、何も考えること無しに同じ重さのルアーが驚くほどに飛んでいく。
ベイトリールのキャストなら、
バックスイングで竿をきちんと曲げておき、
リリースからスムーズにスプールを加速させ、
ラインのふくらみ具合に応じてサミングし、
合っていないようならブレーキ設定を変える。
やはり自分という存在が不可欠なのだ。
己が不可欠なことを知ったとき、少し物事の考え方が変わった。
自分不在で事が解決してもオモシロくないのだ!(笑)
自分で工夫して何かを解決する。
それが楽しいのだと気が付いてからは雑誌を読むことも減った。
それからは
釣り=自分の工夫を試す遊び
が己のスタイルになっていく。
スタイルを形づけるもの
冬でもルアーを投げちゃいたものの、秋までの釣れる感じがないのが冬のバス。
日が暮れるのが早いし、家の中でできることといえばこれしかない!
ルアー作り!
DIYで買ってきた丸棒を削ってオーソドックスなペンシルベイトを作ることから始めた。
当時は旋盤で削ったような(断面が丸)ペンシルベイトばかりで、
扁平な面を入れるとどうなるんだろう?
なんて事が気になって作って試す。
動きを制御する扁平面を入れれば、動ける方向が決まるのでやはりそういう動きになった。
オーソドックスなペンシルは良く釣れたけど、扁平面のあるペンシルは全然釣れないってのは焦ったが、釣れる釣れないよりも「それをしたらどうなる?」に興味が行った。
そして大学時代最後の冬・・・
フナをモチーフにしたシャッド型のペンシルベイト(スケーター)が欲しいと思い立った。
ミノーペンシルなんてのは見たことはあったが、それは垂直浮きでアクションにアングラーの意図は余り反映されない。
シャッド型でちょっと尻下がりくらいで意のままに動かせるのは出来ないんだろうか?
シャッド形であってもウェイトの位置や扁平面で横倒れしない制御に挑んだ。
理想は1/4ozクラスの7~8cm。
試行錯誤を続け冬だというのにトップウォーターばかりを投げ倒した。
納得の行くバランスのルアーが出来たのは3月も後半に差し掛かった頃だった。
シャッド型ペンシルは、テストに行った同級生しか見たことのない動き。
もしかしたら?
そういう妄想を膨らませるに十分な動きだった。
最初が最後のシャッド型ペンシルの出番
印刷屋さんと電気屋さんに影響された1/4ozのトップウォーターは、同級生の釣友を思いっきり巻き込んで二人の真似っこからスタートした。
佐賀の小規模ダムで立木のキワに投げるというのは当時の見た目。
必要なのはそこにドボンと投げ入れることではなく、
少しだけ開けた所にポチョンと落として、
そこから「ここぞ!」にトレースラインを描いて演出していく。
だから彼らはバンバン釣れたのだ。
分かってなかったから立木めがけて果敢に投げて枝に絡まった。
◆◆◆◆◆◆
楽しみを味わうに必要なのは己の工夫だと知り、
意図した工夫は真似っこではない
シャッド型ペンシルというルアーになった。

社会人になる直前の春分の日。
出来たてほやほやのシャッド型ペンシルを持って佐賀の大型野池に向かった。
印刷屋さんは来られなかったが、電気屋さんと同級生と一緒というのは恐らく最後。
「東京で釣れるところなんてあるん?」
車中でそんな話になって少し悲しくなった。
釣りはじめは少し寒くてトップじゃ無理か?と同級生はワームで一尾。
電気屋さんも水面下で一尾。
自分だけ釣れないことに焦るが、これが最後だと分かっているからシャッド型ペンシルを投げ続けた。
どーしてもコレで釣りたい!
皆が向かった方向とは別の浅い場所を目指した。
ワンドになっているところで小魚が逃げるように跳ねた。
何度か同じような跳ね方をする。
ここに絶対バスがいる
むやみに投げず、小魚が跳ねた近くを狙った。
時間をおきながらの数投目。
ぐわばっ!
丸く水面が割れた。
36cmのバスはシャッド型ペンシルを頭から飲み込んでいた。
シャッド型ペンシルで、この日釣ったのは四尾。
満足できる結果だった。
トップでバスを釣った最後の日
1991年の春分の日は、長いこと「トップでバスを釣った最後の日」であった。
楽しかったあの日=最後の・・・という哀愁。
バスブーム期に同僚と行った相模湖も河口湖も、トップでバスを釣ることは出来なかった。その何年か後に相模湖でトップに出た魚はニゴイだったっけ・・・。
◆◆◆◆◆◆
2008年ベイト難民村キャンプにて・・・
ブログを通じて知り合った釣友と琵琶湖に集まった。
この時もトップウォーター・プラグばかりを選んで投げていた。
初日開始数分でトップに出たバスは残念ながらバラしてしまった。
「17年前の最後の日」をそろそろ過去にしたかった。
その後は手も足も出ず、音沙汰無しで最後の夜を迎えた。
琵琶湖最後の夜はにぶく光る満月の下、じゅんさんが現れておしゃべりが華やかになった。
番長さんとEight_Worksさんは黙々とデカトップを沖のブレイクに向けてキャスト!
終演の時は迫る・・・。
「みんな想い出になる一尾を狙うよね」
恥ずかしながら私はもう既に観念していた。
you-youさん、じゅんさん、ひでっちさんとおしゃべりが中心の釣り。
おしゃべりが佳境にはいると、
「管理釣り場で鱒を釣るアクションが見たい」
なんて話になった。
外灯の当たるシャローに向けて広い場所にポーンと投げた。
そこは散々打った場所だから釣れるわけなんて無いの。
竿は補助的であまり動かさないで、
リールでクイッ、クイッ、クイッと同じテンポで、
ポーズは瞬間的な感じでクイッ、クイッ、クイッと、
がぼ!
突然、水が丸くなってルアー包んだ。
?!!
完全に予想外だったのに何故か各々が反応し、
「ぎゃー!」だか「わぁーー!」だか分からない歓声と
あまりに血が上って巻いたため、水面をビャーーーと滑る魚がいた。
「わはははは!!!」
釣れるはずがない、狙ってない魚が、みんなが見ている空気を読んで釣れてくれた。
そこにいた誰もがひっくり返って腹を抱えて笑い転げ、おしゃべりは最高潮になった。
「17年ぶりにトップでバスを釣ったよ!」
魚は小さかったが不意にそう言葉にした。
管理釣り場や小バスまで入れれば17年ぶりはウソになろう。
「17年ぶりにトップでバスを・・」ってのは、言葉通りではなく、
「17年ぶりに最高に楽しかった!!」
という感想なのだ。
1/4ozのTWスタイル
現在市場にあるバスロッドの大半はダブルハンドの硬い竿であり、トラウト用と表示されたベイトロッドはべろんべろんで、どちらも1/4ozクラスのトップウォーター・プラグを楽しく扱うことは難しい。
1/4ozクラスのトップウォーター・プラグは多少ながらも市場にあるし、小型軽量のベイトリールは軽いモノも投げられると謳っているが、それを思い通りに振れる&アクションできる竿はまず見つからないのが現状だ。
昔流行ったライトアクションの竿なんて、
今更どこのメーカーが作るのよ?
ELESEは1/4ozクラスのトップウォーターには本当に良い竿だった。
魚に折られたのがせめてもの救いだったが、折れた後は少しだけパワーを抑えたブランクを買ってきて自作に踏み切った。
同じブランクでBantam版もリメイクしたりした。
トレンドを追うことができる人は、ある意味幸運といえる。
思い描いて形にする手間はいらないし、ひとしきり試して合うものを探せばそれで済む。
作り手も売り手もトレンドを見て、次なる新作をイマジネーションできるんだから需要と供給が一致する。
(この場合、供給と需要?)
1/4ozクラスって中途半端な重さのトップウォーター・プラグ。
ベイトでキャスティングするには、スイングにもブレーキ設定にもサミングにも微妙な繊細さを伴う。
アクションさせるには、これまた繊細な力加減が必要で、すぐに真っ直ぐ引かれちゃったりアクションが破綻する。
あくまで自分という存在が不可欠!
そう信じられることが楽しいのかもしれない。
「1/4ozのTWスタイル」は、当時を振り返ってそういう題名にした。
今ではPEラインの登場やリールの進化、はたまた近くにいる対象魚の関係で1/8~3/16ozがメインになっている事実はある。
これは1つの個性であって自己満足の形。
コレが良くてあれじゃダメ!みたいな○×主義ではない。
想像してみて欲しい。
トレンドから離れ、自身の好み(隙間)に入り込んで、思い描いた形をいちいち考え作り込む姿を・・・。
そういう人は基本みんな天の邪鬼で、失敗を恐れず試し工夫を重ねアプローチを変えて解決していく。
シャッド型ペンシルは大事にしまってあるが、大事にしまいすぎたせいか、どこにあるのか行方不明になった。
ダッグウォーカー制作に迷いがあったこともあり、原点に帰る意味もあって再度制作することにした。
材料や製法は当時とは異なるが、己の1/4ozのTWスタイルの原点は、間違いなくシャッド型ペンシルに宿っている。



これが通用するかは分からないが、
バス釣りに行くのなら、
己のスタイルを形づけてくれた原点と言うべきシャッド型ペンシルをお守り代わりに持って行きたい。
2009年07月04日
五里霧中の芦ノ湖【2回目】
7月1日曇りのち雨
気楽に釣りができる管理釣り場を離れ、
少しまじめに早起きして芦ノ湖に・・・。
天気予報は曇りのち雨、
これ曇り??

湖尻の浜でサミー85を投げると小バスと少しだけ戯れることができると判ったが、ビューと風が吹くと霧のような霧雨のような白いもやもビューと流れる。
風に混じったものがあるせいか、
風上に顔を向けていられない。
曇りじゃなくて雲??

湖尻の浜を後にして、キャンプ村の岸に立ち込むが全く気配無し。
キャンプ村の中で同じ景色と霧に遭遇し、
車を止めた場所がわからなくなりグルグル同じ場所を歩く。
近くにあった別の駐車場に迷い込んだようで、
車を発見するのに30分以上を費やした。
富士の樹海で迷子になる気持ちが少しだけ分かった。
使い慣れないルアーも登場動かす意図はなくとも勝手に動くタイプのペンシルベイト。
そういうルアーは好みじゃないが、釣れる動きをするのなら、そういう動きも見てみたい。
レッドペッパーJr.(100mm 9g)に軽めのアクションを与えていく。
どすーん

・・・
ってか、なんかおかしいよね(笑)
このタモに見覚えがある人は判るかもしれないが、
車中で一寝入りして午後まで待ったが、天候が回復せず箱根の山を諦め、すそのまで降りてきたのだ。
すそのFPでも風が強く、上池の一番風が当たるところからは人がどんどん居なくなった。
人が居なくなった一番アゲンストの岸から、少し大きめのルアーを投げる。
荒れた天気ならルアーが大きくても行ける。
自作のテストもここなら可能だ。
取っ替えひっかえ
持ってきたルアーはこれだけ。

ルアーローテーションなど考える必要はほとんど無い。
自作→市販→自作・・・・と、ルアーの動きと魚の反応が見られればそれでいい。
反応するのは、
・・・・
やっぱ市販品か・・・。

トップウォーター・プラグの魔力
左隣のお兄さんがトップウォーター・プラグで沈み岩の近くを引いていた。
岩と岩が近くなっている凹み状のところで、
がぼっ!
他人の釣りでもトップウォーター・プラグに魚が出るのは、
何となく嬉しい(笑)
少し話してみると、
こちらがトップで釣れているのを見て、
1つだけ持っているTIMCOのセミに変えてみたとのことだった。
「今日はトップしか反応しません!」
そう言いきる彼の表情はやけに嬉しそうで、
もうトップウォーター・プラグの魔力に魅入られている感じだった(笑)
◆◆◆◆◆
上から叩きつけるようなアゲンストの風。
蛾のような虫が水面に打ち付けられ、パタパタしたあと少し飛び上がる。
それを追うスイッチの入った魚・・・・。
強風で虫がいっぱい落ちてくるアゲンストの位置。
トップウォーター・プラグの魔力は
そんなポジションに出現するのかもしれない。
芦ノ湖に関しては五里霧中
芦ノ湖で2回やって小バスばかりっていうのは、「投げている場所が悪い」のかもしれないし、「バスはワカサギを追ってディープに移動している」かもしれない。
山の天気は荒れやすいのもあるが、
もうちょっと天気を考慮しないと釣りにならないってのもある。
帰り道、横目に見えた箱根の山には、
雲がガッチリかかっていた。
曇りなんだけど、雲の中なら五里霧中も当たり前か・・・。
ウェーダーは安かったけどとても役に立った。
取り敢えず、
次は風で虫がいっぱい落ちてくるアゲンストの位置を探そう。
気楽に釣りができる管理釣り場を離れ、
少しまじめに早起きして芦ノ湖に・・・。
天気予報は曇りのち雨、
これ曇り??

湖尻の浜でサミー85を投げると小バスと少しだけ戯れることができると判ったが、ビューと風が吹くと霧のような霧雨のような白いもやもビューと流れる。
風に混じったものがあるせいか、
風上に顔を向けていられない。
曇りじゃなくて雲??

湖尻の浜を後にして、キャンプ村の岸に立ち込むが全く気配無し。
キャンプ村の中で同じ景色と霧に遭遇し、
車を止めた場所がわからなくなりグルグル同じ場所を歩く。
近くにあった別の駐車場に迷い込んだようで、
車を発見するのに30分以上を費やした。
富士の樹海で迷子になる気持ちが少しだけ分かった。
使い慣れないルアーも登場動かす意図はなくとも勝手に動くタイプのペンシルベイト。
そういうルアーは好みじゃないが、釣れる動きをするのなら、そういう動きも見てみたい。
レッドペッパーJr.(100mm 9g)に軽めのアクションを与えていく。
どすーん

・・・
ってか、なんかおかしいよね(笑)
このタモに見覚えがある人は判るかもしれないが、
車中で一寝入りして午後まで待ったが、天候が回復せず箱根の山を諦め、すそのまで降りてきたのだ。
すそのFPでも風が強く、上池の一番風が当たるところからは人がどんどん居なくなった。
人が居なくなった一番アゲンストの岸から、少し大きめのルアーを投げる。
荒れた天気ならルアーが大きくても行ける。
自作のテストもここなら可能だ。
取っ替えひっかえ
持ってきたルアーはこれだけ。

ルアーローテーションなど考える必要はほとんど無い。
自作→市販→自作・・・・と、ルアーの動きと魚の反応が見られればそれでいい。
反応するのは、
・・・・
やっぱ市販品か・・・。

トップウォーター・プラグの魔力
左隣のお兄さんがトップウォーター・プラグで沈み岩の近くを引いていた。
岩と岩が近くなっている凹み状のところで、
がぼっ!
他人の釣りでもトップウォーター・プラグに魚が出るのは、
何となく嬉しい(笑)
少し話してみると、
こちらがトップで釣れているのを見て、
1つだけ持っているTIMCOのセミに変えてみたとのことだった。
「今日はトップしか反応しません!」
そう言いきる彼の表情はやけに嬉しそうで、
もうトップウォーター・プラグの魔力に魅入られている感じだった(笑)
◆◆◆◆◆
上から叩きつけるようなアゲンストの風。
蛾のような虫が水面に打ち付けられ、パタパタしたあと少し飛び上がる。
それを追うスイッチの入った魚・・・・。
強風で虫がいっぱい落ちてくるアゲンストの位置。
トップウォーター・プラグの魔力は
そんなポジションに出現するのかもしれない。
芦ノ湖に関しては五里霧中
芦ノ湖で2回やって小バスばかりっていうのは、「投げている場所が悪い」のかもしれないし、「バスはワカサギを追ってディープに移動している」かもしれない。
山の天気は荒れやすいのもあるが、
もうちょっと天気を考慮しないと釣りにならないってのもある。
帰り道、横目に見えた箱根の山には、
雲がガッチリかかっていた。
曇りなんだけど、雲の中なら五里霧中も当たり前か・・・。
ウェーダーは安かったけどとても役に立った。
取り敢えず、
次は風で虫がいっぱい落ちてくるアゲンストの位置を探そう。
2009年06月29日
1/4ozのTWスタイル#2【TOPで釣る意味】
佐賀の小さなダム湖へ
ここからは登場人物が増えるから、まずはキャラ設定。
三段池で出会ったおじさん=印刷屋さん(35)
ダム湖にボートを出すパンチパーマのお兄さん=電気屋さん(29)
・・・・としておこう。
HNなんて元々無いからこの方がいいか。
◆◆◆◆◆
夜中の12時電気屋集合、そこで初めて会ったパンチパーマのお兄さん。
なんや?こいつ?ってな感じが怖いっちゅーの!(笑)
アルミVの12FTが既に車の屋根に乗っており、電気屋さんが奥からバッテリーを持ってきて出発。
夜明け前、佐賀の小さなダム湖に着いてボートをおろす。
スロープなんて気の利いたモノはなく、堤の斜面を人力でボートを担いでいく。
結構な重さ・・・・だから呼んだの?と思うくらいに減水したダムまでの道は遠い。
そしてボートは浮かび、エレキが装着され、夜が明け始めた。
立木だらけの小さなダム湖。
初めてのボート、ボートならあそこまで行けるんだ・・・。
そう思うと胸がドキドキしてきた。
三人並んで真ん中の位置はオーバーヘッド・キャストしかできないのだが文句などあるわけがない。
気合いの入った自作クランクを結んでいざ!
両隣とも1/4~3/8ozくらいのトップウォーター・プラグを結んでいることに多少の違和感はあった。

トップでヒットするとこ見れるかな?
青二才はこの違和感を危機とは思わず、「そんなんで釣れるん?」と心の中でまだそう思っていた。
今までの現実とは掛け離れた世界
すぐにバシャッと水面が割れた。電気屋さんからヒット!の声。
水面下にぎらっ!ぎらっ!と光るバスは大きい。
超マッディーな三段池のバスとは違う魚に見えるくらいだ。
電気屋さん:「なかなかよかね、40はこえとろ~(笑)」
ファイトしながら余裕な感じは、今までどこでも見たことがない雰囲気。
バラしても「あはは!(笑)外れたー!!」ってな具合。
印刷屋さん:「あそこの一番奥の立木らへん入れてみ!」
言われて投げる!
・・・入らず。
・・・いや方向からしてあってない。
もう一度!うりゃ!!
・・・・立木の枝に引っかかる。
もう明からにキャストが違うのよ!
電気屋さんがエレキを操作してこちらが投げやすいように、コースを作ってくれているのが分かる・・・。
最初の「そんなんで釣れるん?」なんて心理は完全にぶっ飛んで、
「ヒットするとこ見れるかな?」なんてのは両隣が軽く達成しているから
どうしても焦る!!!
三段池で結果の出てる自作に変えたり、
買ったばかりのスピナーベイトを結ばないままダムに投げ入れたり、
ちょっと変わったオリジナリティー溢れるというか、あほなルアーも投げていく。
焦るばかりで全く音沙汰無し!!!
両隣はトップウォーター・プラグでバンバンヒットさせてる時に、ひとり潜るルアーで何ら反応を得られないのは、
今までの現実とは掛け離れた世界
そしてこの光景は、
立木でも岩場でもリバーチャネルでも同じように続いたのだ。
なかなかオモシロかろ?
印刷屋さんが三段池で拾った「青二才」を電気屋さんに説明し始める。
印刷屋さん:「このルアー見てん!」
電気屋さん:「・・・ん?、見たこともないようなルアーじゃね(笑)」
「ちっと、コレ投げてん」
・・・
・・・
「見たことのないオモシロか動きするね」
印刷屋さん:「なっ!なかなかオモシロかろ?(笑)」
「わはは!!」
(残念ながらこの頃のルアーはどこにあるのかわからない)
この日、青二才のルアーに一度だけあったバイトはビックリあわせで終わった。
釣れなかったことに恥ずかしさを強く感じた。
二人ともトップウォーター・プラグで釣りまくりな所に嫉妬した。
だけど二人ともそんなことは、どーでも良かったらしい。
電気屋さん:「なかなかオモシロいよ!おまえ」
そして、このときこう思った。
キャストを磨いて是非ともトップウォーター・プラグで釣りたい!
誰かの釣果に嫉妬するのではなく、
自らを磨いてトップウォーター・プラグで釣る楽しさを味わいたい。
ここから電気屋さんとの付き合いも始まる。
去年、先の折れたFujiガングリップの竿を送ってくれたのは、
誰あろうこの電気屋さんである。
25って答えたらオモシロくない?
同級生の釣友に佐賀のダムでボートに乗った話をすると、彼は相当に羨ましがった。
私は別世界を見てきた浦島太郎?と錯覚を覚えるくらいに・・・(笑)
普段の釣りはやっぱり三段池なのだ
ここでの流儀は釣り人に挨拶(釣れてますか?)して数を聞くことだった。
魚は小さ目で40オーバーなんて、まだ釣ったこともなければ釣った話も聞かない。
ここで「5匹」って答えたら、「おぉー!凄いね!」というのがだいたいの基準だ。
ふと
「25って答えたらオモシロくない?」
という話になった。
「25って25センチ??」
そんな応答を期待して笑った。
トップウォーター・プラグを投げてはみたモノの、それはそう簡単に釣れるわけではない。
季節は夏から秋になり、日が短くなるにつれ冬がそこまで来ている気がした。
トップウォーター・プラグは魅力的だけど、
とにかく数を釣ってみたい!
どれが良く釣れるかは分からないけど、ルアーを考え解決できるような戦略で数を出せないだろうか?
プラグだけではなく、ワームはもちろん、まだ少なかったスピナーベイト、その他諸々試して戦略を組む。
いくつか得たのは池にはアシが多いこと、
釣れるポイントがあるが一カ所で粘ってもダメってこと、
重いのを遠投してもポイントに入らなければ意味がないってこと、
それなりに釣り人がいてスレてること、
小さ目で誰も使っていないルアーを欲した。
アシ際をガンガン攻められるルアーを探した。
ポンポン投げられて手返しの良い根掛かりが少ないルアーは無いか?
ネチネチするんじゃ勝負が遅い、早く引けて勝負が早いルアー。
ジグスピナーを半田付けして、小さなスピナーベイトを作った。
(当時はデカイのしかなかった)
・・・・
当初目標とした「25」は一ヶ月もかからなかった。
もちろん一日やってじゃない。
授業が終わって16時過ぎから日没までの2-3時間のことだ。

(これはその後の作ったもの)
釣れるルアーは出来たけど・・・
期間が短かったのはあったけど、「25」って誰かに返事をすることはなかった。
釣れるまで、それはとても重要なことのように思えたけど、
釣れるようになってしまえば全然意味がなかったのだ。
本当に重要だったのは池のポイントをかなり把握したこと、
そして、バスが喰う「間隔」やら「感覚」が身についたこと、
漫然とポイントと思っていたのは本で得た知識や情報に過ぎず、現場でバスが喰ってくるのとは違った。
どこに投げればいいか?
それが分かるってことが重要だと気が付いたのだ。
秋も深まり枯れ葉が池にいっぱい浮かぶ頃。
ザラパピーで初めてトップで釣れた。
対岸から2m位の所にあるストラクチャー。
対岸ギリギリに落として、ストラクチャーまでドッグウォークして止めた。
ガボッ!
魚は小さかったけどトップウォーター・プラグで最初の一尾は、
いつまで経っても鮮明なのだ。
釣れるルアーで沢山釣るってことに嬉しさを感じなくなってきていた。
漁師が漁獲を喜ぶのとは違う。
全部リリースするんだから明らかに違う。
思い通りの一尾が欲しい!
そう思えるまでにかかった時間は、必要な時間だったと思う。
本で読んだ知識や情報は、それを書いた人間によってデフォルメされており、その通りの状況に出くわすことはない。
自分が現場で「ここぞ!」と思うポイントに魚がいるようになり、
「ここぞ!」に投げ込めるようになり、
それなりのアクションのアレンジを、
感覚として描けるようになってなければ意味がなかったのだ。
「思い通りの場所で思い通りの一尾」
それを頭の中で描けるようになって,
初めて「そこにキャストする」意味が生まれる。
それまで如何に漫然とルアーを投げていたか?
季節はいつしか冬になろうとしていた。
オチを期待されながら、まだつづく
ここからは登場人物が増えるから、まずはキャラ設定。
三段池で出会ったおじさん=印刷屋さん(35)
ダム湖にボートを出すパンチパーマのお兄さん=電気屋さん(29)
・・・・としておこう。
HNなんて元々無いからこの方がいいか。
◆◆◆◆◆
夜中の12時電気屋集合、そこで初めて会ったパンチパーマのお兄さん。
なんや?こいつ?ってな感じが怖いっちゅーの!(笑)
アルミVの12FTが既に車の屋根に乗っており、電気屋さんが奥からバッテリーを持ってきて出発。
夜明け前、佐賀の小さなダム湖に着いてボートをおろす。
スロープなんて気の利いたモノはなく、堤の斜面を人力でボートを担いでいく。
結構な重さ・・・・だから呼んだの?と思うくらいに減水したダムまでの道は遠い。
そしてボートは浮かび、エレキが装着され、夜が明け始めた。
立木だらけの小さなダム湖。
初めてのボート、ボートならあそこまで行けるんだ・・・。
そう思うと胸がドキドキしてきた。
三人並んで真ん中の位置はオーバーヘッド・キャストしかできないのだが文句などあるわけがない。
気合いの入った自作クランクを結んでいざ!
両隣とも1/4~3/8ozくらいのトップウォーター・プラグを結んでいることに多少の違和感はあった。

トップでヒットするとこ見れるかな?
青二才はこの違和感を危機とは思わず、「そんなんで釣れるん?」と心の中でまだそう思っていた。
今までの現実とは掛け離れた世界
すぐにバシャッと水面が割れた。電気屋さんからヒット!の声。
水面下にぎらっ!ぎらっ!と光るバスは大きい。
超マッディーな三段池のバスとは違う魚に見えるくらいだ。
電気屋さん:「なかなかよかね、40はこえとろ~(笑)」
ファイトしながら余裕な感じは、今までどこでも見たことがない雰囲気。
バラしても「あはは!(笑)外れたー!!」ってな具合。
印刷屋さん:「あそこの一番奥の立木らへん入れてみ!」
言われて投げる!
・・・入らず。
・・・いや方向からしてあってない。
もう一度!うりゃ!!
・・・・立木の枝に引っかかる。
もう明からにキャストが違うのよ!
電気屋さんがエレキを操作してこちらが投げやすいように、コースを作ってくれているのが分かる・・・。
最初の「そんなんで釣れるん?」なんて心理は完全にぶっ飛んで、
「ヒットするとこ見れるかな?」なんてのは両隣が軽く達成しているから
どうしても焦る!!!
三段池で結果の出てる自作に変えたり、
買ったばかりのスピナーベイトを結ばないままダムに投げ入れたり、
ちょっと変わったオリジナリティー溢れるというか、あほなルアーも投げていく。
焦るばかりで全く音沙汰無し!!!
両隣はトップウォーター・プラグでバンバンヒットさせてる時に、ひとり潜るルアーで何ら反応を得られないのは、
今までの現実とは掛け離れた世界
そしてこの光景は、
立木でも岩場でもリバーチャネルでも同じように続いたのだ。
なかなかオモシロかろ?
印刷屋さんが三段池で拾った「青二才」を電気屋さんに説明し始める。
印刷屋さん:「このルアー見てん!」
電気屋さん:「・・・ん?、見たこともないようなルアーじゃね(笑)」
「ちっと、コレ投げてん」
・・・
・・・
「見たことのないオモシロか動きするね」
印刷屋さん:「なっ!なかなかオモシロかろ?(笑)」
「わはは!!」
(残念ながらこの頃のルアーはどこにあるのかわからない)
この日、青二才のルアーに一度だけあったバイトはビックリあわせで終わった。
釣れなかったことに恥ずかしさを強く感じた。
二人ともトップウォーター・プラグで釣りまくりな所に嫉妬した。
だけど二人ともそんなことは、どーでも良かったらしい。
電気屋さん:「なかなかオモシロいよ!おまえ」
そして、このときこう思った。
キャストを磨いて是非ともトップウォーター・プラグで釣りたい!
誰かの釣果に嫉妬するのではなく、
自らを磨いてトップウォーター・プラグで釣る楽しさを味わいたい。
ここから電気屋さんとの付き合いも始まる。
去年、先の折れたFujiガングリップの竿を送ってくれたのは、
誰あろうこの電気屋さんである。
25って答えたらオモシロくない?
同級生の釣友に佐賀のダムでボートに乗った話をすると、彼は相当に羨ましがった。
私は別世界を見てきた浦島太郎?と錯覚を覚えるくらいに・・・(笑)
普段の釣りはやっぱり三段池なのだ
ここでの流儀は釣り人に挨拶(釣れてますか?)して数を聞くことだった。
魚は小さ目で40オーバーなんて、まだ釣ったこともなければ釣った話も聞かない。
ここで「5匹」って答えたら、「おぉー!凄いね!」というのがだいたいの基準だ。
ふと
「25って答えたらオモシロくない?」
という話になった。
「25って25センチ??」
そんな応答を期待して笑った。
トップウォーター・プラグを投げてはみたモノの、それはそう簡単に釣れるわけではない。
季節は夏から秋になり、日が短くなるにつれ冬がそこまで来ている気がした。
トップウォーター・プラグは魅力的だけど、
とにかく数を釣ってみたい!
どれが良く釣れるかは分からないけど、ルアーを考え解決できるような戦略で数を出せないだろうか?
プラグだけではなく、ワームはもちろん、まだ少なかったスピナーベイト、その他諸々試して戦略を組む。
いくつか得たのは池にはアシが多いこと、
釣れるポイントがあるが一カ所で粘ってもダメってこと、
重いのを遠投してもポイントに入らなければ意味がないってこと、
それなりに釣り人がいてスレてること、
小さ目で誰も使っていないルアーを欲した。
アシ際をガンガン攻められるルアーを探した。
ポンポン投げられて手返しの良い根掛かりが少ないルアーは無いか?
ネチネチするんじゃ勝負が遅い、早く引けて勝負が早いルアー。
ジグスピナーを半田付けして、小さなスピナーベイトを作った。
(当時はデカイのしかなかった)
・・・・
当初目標とした「25」は一ヶ月もかからなかった。
もちろん一日やってじゃない。
授業が終わって16時過ぎから日没までの2-3時間のことだ。
(これはその後の作ったもの)
釣れるルアーは出来たけど・・・
期間が短かったのはあったけど、「25」って誰かに返事をすることはなかった。
釣れるまで、それはとても重要なことのように思えたけど、
釣れるようになってしまえば全然意味がなかったのだ。
本当に重要だったのは池のポイントをかなり把握したこと、
そして、バスが喰う「間隔」やら「感覚」が身についたこと、
漫然とポイントと思っていたのは本で得た知識や情報に過ぎず、現場でバスが喰ってくるのとは違った。
どこに投げればいいか?
それが分かるってことが重要だと気が付いたのだ。
秋も深まり枯れ葉が池にいっぱい浮かぶ頃。
ザラパピーで初めてトップで釣れた。
対岸から2m位の所にあるストラクチャー。
対岸ギリギリに落として、ストラクチャーまでドッグウォークして止めた。
ガボッ!
魚は小さかったけどトップウォーター・プラグで最初の一尾は、
いつまで経っても鮮明なのだ。
釣れるルアーで沢山釣るってことに嬉しさを感じなくなってきていた。
漁師が漁獲を喜ぶのとは違う。
全部リリースするんだから明らかに違う。
思い通りの一尾が欲しい!
そう思えるまでにかかった時間は、必要な時間だったと思う。
本で読んだ知識や情報は、それを書いた人間によってデフォルメされており、その通りの状況に出くわすことはない。
自分が現場で「ここぞ!」と思うポイントに魚がいるようになり、
「ここぞ!」に投げ込めるようになり、
それなりのアクションのアレンジを、
感覚として描けるようになってなければ意味がなかったのだ。
「思い通りの場所で思い通りの一尾」
それを頭の中で描けるようになって,
初めて「そこにキャストする」意味が生まれる。
それまで如何に漫然とルアーを投げていたか?
季節はいつしか冬になろうとしていた。
オチを期待されながら、まだつづく



































右手に西をながめつつ うらめしくも 竿をわすれた!