突然 釣れなくなったスプーン

三ツ木左右衛門【mickey_symon】

2006年10月27日 18:28

手を加えるまで釣れていたスプーンが、突然 釣れなくなったことってない??

釣り場の状況的なことではなくて、そのルアーを昨日イジッたとか、さっきフックを交換したとか・・・。
おかしな実験を繰り返していると、突然釣れなくなり元に戻すと普通に釣れて驚くことがある。

突然 釣れなくなった「ある結論」がそこにあったからだ・・。



これが、突然釣れなくなったスプーン。

この時点で原因が分かる人は、もうこれ以上読む必要は無い(笑)
基本的にスプーンは単調なルアーだと思っている。速度変化の幅は狭いし、攻め方も棒引きであってアクションを付けることはそうそうしない。

釣果を左右するのは、安定した一定のアクションをさせ続けられるかどうか・・・、バイトを誘うアクションは時々はするけれど、それは一定のアクションが続けられたその後だ。

いくつかの実験をして、スプーンの動きを左右するモノに突き当たった。

それは、フック直前のスプリットリング。

そこで、フック側のアイを含め、アクション時に抵抗になりそうなモノを排除してみた。



コーティング無しの25lbPEラインを1回廻して、フックアイの小さなフックに直接結んだ。
状況もあったが良く釣れる、そして問題点を発見。
スプーン側の輪っかが、こすれてケバケバになっていく・・・そのうち切れる。写真のフックは、3度も結び直しているので色もはげまくりだ。

こすれに強くするためにはどうしたら?・・何回か廻してみるか・・。



PEのサイズを落として、3回廻した。
イマイチ釣れないが、この時点では気が付かない。
釣り場の状況もあるし・・・

イマイチ度合いを確認するために、ナイロン12lbを2回廻したモノを試す。



・・・まるでアタリもなくなった。

ココで、あれれ?おかしいぞ・・・とようやく気が付いた。
目の前でそれぞれの泳ぎを確認すると・・・。

フックが自由に動かなくて、

  アクションが悪くなっているではないか!


どうやら、横幅が広いものがスプーン側の穴にはまると、自由度が減ってアクションそのものが悪くなったり、フックがひらひらしなくなっている。
魚のバイトが減った原因はコレだったのか?!

そこで、スプリットリング自体に目をやってみる。

標準で付いているリングの大きさを変えてみた。



RAVE1.5gは、これで低速の立ち上がりが良くなった気がする。
動き自体は、リングの遊びが減った分トリッキーさが消えた感じ。
操作する上でのコントロール能力は上がった感じで、1.5g以下なら有効として受け止めている。

RAVE2.5gにこのリングを付けると激しくなりすぎてダメ・・。意外と微妙である。

段々と核心に迫れそうな気がして、よ~く見てみる。
スプーンに標準で付いているスプリットリングに「ある特徴」を発見。
ヒラウチしていない・・。



自分で付け替えた方は、ヒラウチされた強度が強いモノ・・。



ヒラウチされた方は硬さが増しており、スプーンにセットしたときに変形している事が多いのは偶然ではないのだろう。柔軟なスプリットリングでセットしたときに変形しないモノのほうが望ましいと思う。

最初に出てきた写真をもう一度見てみよう。



スプリットリングが横に開いてしまって、

フックの動きを抑制してしまっている・・・

明日釣りに行く人は、「最近釣れなくなったスプーン」のスプリットリングを良く確認してみてはどうだろう?

もしかしたら何か発見があるかもしれない。




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